概要
中国神話や道教に伝わる漢の守護者にして、三皇五帝の1人・神農の時代に雨師を務めていたとされている最古の仙人の1人。また帝嚳高辛の時代にも雨師となって、後に南岳衡山(こうざん)を治めたともいわれている。
伝承によれば、水玉(水晶の事)を薬として服用しており、その方法を神農に教授したといわれており、火に中に入って体を焼く神通力を持ち、しばしば風雨に乗って崑崙山に上っては西王母の石室に泊まったとされる。また、神農の末娘の炎帝女は彼に学んで仙人になり、天に昇ったといわれている。
なお赤松子は火解(かかい)して仙人になったといわれているが、特別な呼吸法によって仙人になったという説もあり、また浙江省にある金華山で赤石脂という金丹の材料を服したという伝説もあるという。