概要
CV:梅津秀行
元大天狗。
かつては如意ヶ嶽を治めていた絶大な力を持つ大天狗で、如意ヶ嶽薬師坊と呼ばれていた。
狸たち相手に教鞭をとったり、また下鴨総一郎とは盟友であった。
弟子に弁天がおり、自由奔放に生きる彼女に恋い焦がれている。
勘当されて日本を離れた息子がいるらしい。
魔王杉から落ちたという「魔王杉の事件」をきっかけに神通力を失って老耄する。
持っていた天狗道具もことごとく弁天に貢いでしまい、現在では出町桝形商店街裏のアパートにて人間の老人同然の暮らしに身を窶している。
傲慢な性格の多い天狗たちの中でもとりわけ傲岸不遜で気難しい気性の持ち主で、その言動は落魄れた現在でも変わっていない。
口を開けば嫌味か文句ばかりなため「過去の栄光にしがみつく気難し屋の頑固ジジイ」そのままの人物であるが、たまに心に響く言を残し、締める時はキッチリ締めてくれる時々スゴイお方。
また、今なお狸界から偽右衛門(狸の頭領のこと)選挙への立ち合いを要請されるなど、天狗としての権威は依然として無視し難いものがある。
赤玉という名は、「赤玉ポートワイン」を好むところからきている。
教え子の一人である下鴨矢三郎が訪れて、身の回りの世話をしているようだ。
毎回のように難癖をつけたりパシリを命じて困らせているが、内心では彼を気に入っている模様。