下鴨矢二郎
しもがもやじろう
CV.知嶋大貴(ラジオドラマ) / 吉野裕行(テレビアニメ)
「有頂天家族」の登場人物である化け狸。下鴨家の次男にして、主人公である下鴨矢三郎の兄。
偉大なる父・下鴨総一郎から「暢気さ」の血だけを受け継いだような性格で、子供の頃から「やる気」の類を虎の子のように仕舞いこみ滅多に見せることのなかった怠け者。
現在はとある理由から蛙に化けて六道珍皇寺境内の古井戸に引き籠っている。
狸であった頃はちびっ子狸たちからすら馬鹿にされ、役に立たない駄目狸として誰からも相手にされていなかった。
しかし井戸に籠った途端、老若男女の狸たちや天狗までもが悩み事を吐き出しに訪れて来るようになる。
悩み相談抜きで訪れるのは、下鴨家の兄弟たちと夷川海星、やって来ても何も喋らない弁天くらいのもの。
矢二郎自身は特に助言などをするわけではなく、ただ相手の話を聞くだけらしい。
いつ来ても井戸の底に居るのが分かっているという「コンビニエントな感じ」がヒットの要因ではないか、と自己分析している。
井戸に籠った時点で狸に戻る気はなく、現在では蛙が板に付き過ぎて元に戻る術すらも忘れてしまった。
かつては酒が好きで、特に偽電気ブランを好んで呑んでいた。
父と二人で酔っ払っては「偽叡山電車」に化けて洛中を震撼させたこともあり、秘めたる化け力は相当なもの。
しかし、父の死とそれにまつわるある事情によって酒を断ち、一層覇気を失って蛙になった。
生来の暢気さゆえか、狸らしかぬ達観したところがある変わり者だが、思慮深さも持ち合わせており、繊細な一面を見せることもある。
世捨て人ならぬ世捨て狸状態となってからも、家族のことは井戸の中から気にかけており、矢三郎にとってよき相談相手となっている。
特に水と親しみがあるためか天候の変化に敏感らしく、作中では雷神様の到来を察知して母の身を案じる様が描かれている。
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