概要
放送時の字幕から下の名前が、BD第2巻の付属特典から名字が判明した。なお、第1話のクラス発表名簿にて本来は立花姫子の次にくるべきだが、次は土屋愛となっておりここで春子の名前は出てこない。後の検証から近田春子の名前は正しく、クラス発表名簿の作画にミスがあったものと思われる。
髪型は黒のベリーショートで所々ギザギザにはねており、顔立ち、物腰共に精悍な印象を受ける。またBD特典のキャラ紹介本文によれば、「面倒見がよく、気さくでとても空気が読める。先生とも仲が良く優しい性格だが、実は照れ屋な一面もある」らしい。第4話の修学旅行では初日の夕食時、お菓子を食べすぎたせいで食の進まない田井中律と平沢唯に心配して(?)声をかけたり、第20話における学園祭でのライブでは放課後ティータイムにひときわ大きい声援を送ったりする姿を見ることができるが、恐らくクラスでも頼りになる兄貴分的な存在なのであろう。なお、髪の毛は自分で切っているとのこと。
ちなみに、以前担当声優のTwitterにおいて兼役の巻上キミ子と共に卓球部に入っていると言及されたことがあるのだが、『映画けいおん!』に出演した際には遠藤未知子との掛け合いから新たにジャズ研所属説が浮上。ひいては鈴木純の語っていた「かっこいい先輩」その人である可能性も生じることとなったものの、上記のシーンでは未知子の言葉に曖昧な表情のまま頷くのみで自身の口から語られたわけではなく、何より公式で所属部活に関する設定が明らかにされていないため、依然としてはっきりしたところまでは不明なままである。
後に発売された公式設定資料集では他のクラスメイトと比べても特に多くの記述がなされており、新たに判明したところによると、「面倒見がよく、基本的にどこでも入っていける」「クラスを盛り上げるためならいくらでもピエロになれる」とのこと。TVシリーズ第3話で集合写真を撮るときにクラスメイトを笑わせていたり、第12話での唯にゲームを貸したと見られる描写などから「情が深い」性格が窺え、「先生的にもとても助かる子」であるようだ。他、肉じゃがを作れたりと「ちゃんと女の子している」一面もあるらしい。
主な登場話
- 第02話 - 冒頭、下校時のシーンにて登場。鞄を肩に掛け、教室を後にしている。
- 第03話 - クラス集合写真の位置は下段右から4番目で、撮影前にはおどけたポーズでクラスメイトの笑いをとっていた(上記参照)。他、秋山澪と田井中律が遅刻してきたところでも確認できる。
- 第04話 - 修学旅行1日目の夕食時に登場。満腹状態の律と平沢唯に、「もう食べないの?」と声をかける(初台詞)。
- 第06話 - 教室でメイド服姿の唯を、山中さわ子が咎めるシーンで確認。
- 第10話 - 自習シーンにて確認。
- 第12話 - 直接登場はしないが、唯にゲームを貸したとみられる描写がある(上記参照)。ちなみに、唯からは「春子さん(ちゃん?)」と呼ばれている模様。
- 第18話 - 学園祭のクラス演劇「ロミオとジュリエット」の配役決定時に確認。またその後の練習には役者組として参加し、律と澪がつかんだ役を演じるコツに「ややこしい」との感想を漏らす。
- 第19話 - 劇当日の準備では清水響子、巻上キミ子と共に作業。その後は本番の衣装に着替えて中西とし美によるチェックを受けていたが、最終的な配役は不明である。
- 第20話 - 放課後ティータイムのライブでは、講堂のやや後ろの位置で立花姫子、宮本アキヨと共に観劇。彼女たちに男らしい声援を送る(上記参照)。
- 第24話 - 卒業式前の教室や、さわ子による最後の言葉のシーンにて。詳しくは下記参照。
映画けいおん!
- Aパート・朝の3-2教室にて。高橋風子によるさわ子へのプレゼントの提案に対し、「泣かせちゃう感じ?」とコメントしている(後に自分自身が泣かされてしまうことになるのだが…)。
- Dパート・ロンドン帰国直後の教室にて。遠藤未知子からの「ジャズ研は卒業ライブするんじゃなかったっけ?」という質問に、曖昧な表情で頷いている。ここでの描写からジャズ研所属説が囁かれるようになった(上記参照)。
- その後の教室ライブでは、「U&I」のラスト時廊下側前方に確認することができる。この際近くにいるのは岡田春菜、瀧エリなど。
卒業式の寄せ書き(第24話)
卒業の際には寄せ書きで、山中さわ子へ下記のメッセージを送った。
『山中先生に教わった
色々な事を大切に
これからも頑張っていきたいと
思います。本当にありがとう
ございました!!
近田春子』
飾り気はないが、感謝の気持ちがダイレクトに伝わってくるメッセージ。彼女は最後のホームルームでもさわ子の言葉に涙をこらえるような表情を浮かべており、設定通りに先生(さわ子)をとても慕っていたことがうかがえる。