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都市新バスシステム

とししんばすしすてむ

都市部の路線バスにおいて、交通体系上根幹となる主要路線の利便性を改善するために導入されたシステム

概要編集

都市部の路線バスでは渋滞などの理由で時刻表通りに来ない、いつ来るか分からないといった事が乗客の不満の種になっていた。

そこで1978年から旧・運輸省による補助金を基に新宿駅西口にバスロケーションシステムが整備され、名古屋市ではバス専用レーンや停留所のグレードアップ整備などを行った基幹バスが運行を開始した。


これらを基に高度なバス路線総合管理システムを併せて導入したのが都市新バスシステムである。

最初は都営バス新潟交通の2事業者に導入され、後に金沢、大阪、名古屋と各地へ導入されていった。当初は補助金を受けた事業者が導入していたに過ぎなかったが、乗客数が最大30%近く増加したという結果から、補助金を受けず独自にシステムを導入する事業者が相次いだ。


都市新バスシステムを導入した路線には以下のような特徴がある。

  • シェルター付きのバス停
  • バス停へのバス接近表示機の設置
  • 車両のエアサス化、ハイバックシートの設置
  • バス専用レーン・優先レーンの整備

など。ただし車両のエアサス化はノンステップバスワンステップバスの普及でデファクトスタンダード化している。

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