説明
戦場において、比較的前線に近い側に設けられる医療施設。発電機等はあれど、物資や機材が限られるため、本格的な重傷はさらに後方の病院へと搬送する。テント型のほか、既存の建物や洞窟などを利用する場合もある。
戦場においては赤十字が掲げられ、保護されるべきものとして攻撃目標としてはならないが、逆に医療以外の軍事使用(指揮所や兵器・弾薬の隠匿など)をしてはならないといったルールがある。(ジュネーブ条約などの国際法)
野戦病院の転用
集団で行うプロスポーツ(プロ野球、プロサッカーなど)において主力選手がケガや故障で続々と離脱し、スターティングメンバーすらまともに組めず、戦力が著しく低下したチーム状態を「野戦病院」と称することがある。
実例:二刀流の大谷翔平や主力投手陣がケガや故障で完治まで長期間を要する故障者リスト入りとなって、エンジェルスはすっかり野戦病院状態に陥ってしまった。
野戦病院の比喩化
ヤ戦病院:東京ヤクルトスワローズの故障者がスタメンから続々と離脱し、文字通りヤクルトの野戦病院状態となったことを指す。2010年代後半のヤクルト低迷も、それが一番の原因とされている。
類義語に「スペルト」、「厄ルト」などがある。