概要
スペ体質(スペたいしつ)とは、怪我・故障・病気などを頻繁に患う人を意味する日本語俗語。主としてアスリート(スポーツ選手・運動競技者・スポーツ愛好家など)に対して用いられる。
ファミコンのアドべンチャーゲーム (Wikipedia)『スペランカー』の主人公が、些細なダメージですぐに死んでしまうことに由来する。
かつて活躍したプロ野球選手・多村仁志(所属球団:横浜→ソフトバンク→DeNA→中日)が、異常な頻度で故障することから「スペランカー」のあだ名で呼ばれ始めたのがきっかけで、やがて、他のプロ野球選手のみならず、スポーツ選手、アスリート全般に対してと、用いられる幅が拡大していった。
経緯
愛称の定着以前から多村氏は怪我が多く、その体質を「自分の身長より高いところからジャンプするだけで死んでしまう」というアドベンチャーゲーム「スペランカー」の主人公に例えられていた。
そんな中、2004年キャンプ終了直前に「ポスターの撮影でジャンプした際に捻挫」という、まさに前述のゲームのような怪我を発症した事から「多村=スペランカー」が定着。
やがて、2chだけではなく、2006~2012年に在籍したソフトバンク公式メディアのスタッフにも把握されるほど有名なネタとなり、多村氏もこのネタを把握しているようだが、彼本人はこう呼ばれると烈火の如く怒り出すと言う。
ちなみに多村氏の怪我の特徴としては「(例外もあったが)怪我の回数こそ多いが、長期離脱になるほどの重症ではない」というパターンが多いことが挙げられ、一部では単なるサボリ体質ではないのかとの見方もされていた。なお、多村氏は怪我を春先にすることも多く、この春先の怪我は「春の風物詩」とも呼ばれた。
試合中の負傷についてもスペランカーとしばしば呼ばれることもあるが、本来の用法としては試合外で負傷することのみを指す。派生用語として故障頻度が多い選手を「スペランカー体質」(大概は「スペ」体質と省略化、プロ野球情報誌などでは「ガラスの身体」と呼ばれる)、転じて選手が怪我をすると「スペる」と頻繁に呼ばれる。
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ヒーリングっど♥プリキュア:虚弱体質な主人公が自身の身体を克服しながら、地球の病を浄化するストーリー。