概要
なぜ「闇」なのかといえば、表沙汰にできない悪行、犯罪、陰謀を行う主体であり、日の差さない社会の裏側に隠れる必要があるからだ、という設定である。
ただし、フィクションにおける「闇」(闇属性)が必ずしも悪を意味しないように、単に「秘密結社」の言い換え語として使われる例もある。
ジョン・ローレンス・レイノルズ著『Shadow People: Inside History's Most Notorious Secret Societies』の主婦の友社から刊行された和訳は『秘密結社を追え! 封印された、闇の組織の真実』と題された。
版権フィクション作品では『スーパードクターK』がコンビニコミックとして刊行される際、クローン製造を研究する闇組織との対決を扱ったストーリーをまとめた刊本に『クローン、闇の組織編』という題がつけられた。
陰謀論における用法
2022年2月、コロナ禍の中この概念が迷言として飛び出し、ネット民を騒然とさせた。
発言者は広島県呉市の市議会議員谷本誠一。彼は航空機への搭乗にあたりマスクの着用を拒否した為離陸前に下ろされる事になった。
この際に客室乗務員からのマスク着用要請を拒否し続け、この騒動のため出発が1時間14分も遅れる羽目に。
2月6日のこの事件のあと、週刊女性PRIMEの取材にコロナは「医学界、薬学界などを支配する一部の特権階級」であるところの「闇の組織」が自分達の利益のために仕掛けた陰謀であるというコッテコテの陰謀論を開陳した。
そしてコロナウイルスの犠牲者たちについては「亡くなった方はコロナではなく、なんらかの別の病気で亡くなっているんですよ」と主張、この事を期に積極的に主張していくと語った。
「日(の光)があたらない事を意味する語」と何らかの組織や団体を意味する語を合体させた陰謀論ワードとしては米国陰謀論界隈発の「ディープステート」がある。
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外部リンク
【機内でマスク拒否】広島呉市議が“しない理由”を独占告白「コロナは茶番劇。闇の組織が仕掛けたもの」(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース