難聴系主人公
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なんちょうけいしゅじんこう
主にヒロインによる告白の肝心な部分を、都合よくスルーし続ける主人公を揶揄する言葉。
主人公がヒロインの告白を聞き逃すシチュエーションは、主にマンガやライトノベル、アニメ作品における恋愛描写の定番のひとつで、大体は鈍感系主人公とセットで描かれることが多い。
ヒロインが主人公に対する好意をさりげなく伝えるも、肝心の部分だけを聞き逃した主人公が「え?なんだって?」とヒロインに聞き返してしまい、それにヒロインが怒ってうやむやになるというのが王道のパターンとなる。
告白が成立して関係が大きく進展してしまうと、ストーリー進行に支障を来たし都合が悪くなるなどの理由から、告白を無かったことにできる勝手の良い手法とされており、さりげなく主人公とヒロインの関係性を描写できる定番のシチュエーションである。
しかし使い勝手が良すぎる弊害か、2020年前後の二次元界隈では、「恋愛に興味の薄い主人公と主人公の恋人の座を狙うヒロインたち」という構図がメジャーになったことで、これと同じようなシチュエーションで主人公がヒロインのアプローチを躱し続ける作品が増加している。
そんな作品の主人公を半ば揶揄して指す言葉が「難聴系主人公」である。
この手でネタにされやすい、ライトノベル「僕は友達が少ない」の主人公である羽瀬川小鷹も「え?なんだって?」のセリフを多用しているが、彼の場合はメンバーの関係に亀裂が入るのを避ける意図でわざと聞こえないフリをしているという事情があるため、厳密にはここで取り上げている難聴系主人公には当てはまらない。
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南鳥先生、聞いてください!
オリジナルを書く気は無かった …手が!手が勝手に動いて! あと、素敵な表紙と素敵なコンテストがあったのでこれは書けと言っているようなもんかなと…いやなんでもないですはい 冒頭部分のみなのでめちゃめちゃ短い。 俺たちの物語が、これから始まる…的なノリでお読みください。1,211文字pixiv小説作品