概要
ヴァリアー幹部であるスペルビ・スクアーロと、ボンゴレⅩ世雨の守護者である山本武のコンビ名。
名前の由来は、そのまま二人が雨属性の剣士かつ作中で一時的に明確な師弟関係(前者が師匠ポジション)となっていたため。
初対面時は敵対ポジションであったが、この時点で互いの実力については認め合っている。
特にスクアーロは山本を剣の道一本に引きずり込もうと長年画策している模様。
同じ雨属性、そして剣士という共通点があるとはいえ、他のボンゴレ10代目守護者およびヴァリアー幹部と比較しても比較的良好な交友関係を築いており、作中本編での絡みも多い。
作中での関係性
リング争奪戦
ハーフボンゴレリングを持っていたバジルを追っていたスクアーロが、流れでツナを見つけて攻撃を仕掛けようとした際に山本(と獄寺)が割って入ったのが初邂逅。
山本の剣が剣技を知らない付け焼刃のものだと即座に見抜き、圧倒的な力量差を見せつけてスクアーロは立ち去る。
この惨敗そして悔しさこそが、山本を本格的に剣の道に歩ませるきっかけとなった。
嵐のリング争奪戦終了直後、山本の身のこなしから多少認めるような発言をしたものの、この時点でスクアーロが危機感を抱くことはなかった。
雨のリング争奪戦本番、山本の流派が「時雨蒼燕流」であることを知ると、スクアーロは過去にその流派の人間を叩きのめしたことを明かし、その言葉通りに一方的な展開を作り出した。
しかし、山本は途中でスクアーロが過去に倒した時雨蒼燕流の使い手の技と、山本の最初の家庭教師である父親の技が異なることから時雨蒼燕流が細かく分派していることに気付いた。
そこから山本は父が編み出した「八の型 篠突く雨」で虚を突き、最終的には山本自身が編み出した「九の型 うつし雨」にてスクアーロを下した。
戦いの後、フィールドが崩壊していく中で山本は動けないスクアーロと共に脱出を図ろうとする。
スクアーロは足場の崩壊で共倒れしそうになる山本を蹴り飛ばし、山本の実力を認めた上で甘さを指摘も指摘し、その後サメに襲われた。
(なお、ディーノが山本救出用に配置していた部下により助け出され一命は取り留めた。)
未来編
10年後の二人は「ボンゴレの二大剣豪」として名を馳せており、個人的な交友関係も続いている模様。
特にスクアーロは山本が10年後も野球と剣の両立を目指している姿にやきもきしていたようで、山本を剣の道に引きずり込もうと自身が世界の剣豪と戦う姿を映像に収めた「剣帝への道」というDVD101本を山本に送りつけている。
なお、この「剣帝への道」はメローネ基地突入に向けた山本の修行で、最後の一押しとして役立った。
(未来編メローネ基地突入までの山本の家庭教師はリボーンだったが、剣技を教え込むには限界があったため。)
これにより山本は「特式十の型燕特攻（スコントロ・ディ・ローンディネ）」を習得し、リボーンに一太刀浴びせることに成功するも、メローネ基地内にて幻騎士の幻術に翻弄されて敗北した。
一方、スクアーロはイタリア現地での作戦終了後に山本の敗北を知り激怒、単身でマグロ漁船を使って渡日、山本の顔を見るなり殴る蹴るの暴行を加え、失神した山本を抱えて基地を出て行った。
その後、山本は「この時代にいる間は剣一本にする」と覚悟を決め、スクアーロは多少の不満こそ抱えつつも山本の家庭教師として教鞭を執ることとなった。
そして「総集奥義 時雨之化」を習得、チョイスでの幻騎士との再戦では逆に山本が幻騎士を圧倒し、雪辱を果たす。
チョイス終了後、ユニを保護して基地に逃げ帰るも追手のザクロの侵入を許す。
ザクロが放っていた嵐の炎に気付いていたスクアーロが雨の炎で鎮静、一人基地に残り時間稼ぎを図るも、ザクロの力量に押されていち早く基地から離れるように進言して通信が途絶えた。
この時山本は基地に引き返そうとしたが、リボーンの叱咤でツナ達と共に身を隠す場所を探すことにした。
白蘭撃退後、山本はイタリアに帰るスクアーロを一人見送りに出ていた。
継承式編
二人の直接的な絡みはほぼない。
山本は瀕死の重傷を負って入院しており、敵を欺くためにクロームが山本の幻覚を作っていたが、これをスクアーロ(とディーノ、マーモン)は偽物であると見抜いた。
虹の呪い編
こちらについては代理戦争でそもそも出会っていないかつ、共通の敵を相手取った共闘でもバトルエリアが異なったことから絡みが発生していない。
ボンゴレ10代目守護者とヴァリアーにおける同じ炎属性同士の中では、特に絡みがスクアーロはリング争奪戦のときから山本の剣への才能を見出しており、ちょくちょく野球から剣の道へ引きずり込もうと勧誘。また未来編では直接指導もしていた。
