演:石田彰(ドラマCD版) 細田よしひこ(実写版)
概要
妖怪の類いを「視る」能力を祖父・飯嶋蝸牛(ペンネーム、本名は飯嶋伶)から受け継いだ青年。ただしあくまで「見えるだけ」「会話出来るだけ」であり悪魔祓いのような事は基本的にはしていない。
また祖父からは「人間と妖魔は深く関わるべきではない」という哲学も受け継いでおり、基本的には首を突っ込もうとしないものの、周囲によって強引に怪しい事柄に巻き込まれてしまう事も多い。
能力
本人曰く「スピード狂の祖母からは13歳で運転を、幻想作家だった祖父からは3歳で妖怪学を伝授された」とのこと。
小さい頃から雑鬼や幽霊を見ては過敏に反応してしまっていたが、その知識もあって成長するにつれ無関心を装えるようになっていった。
また祖父亡き後は青嵐が一応の守護をしてくれているが、「命しか守ってくれない」ということで何とか対処しようと我流で幾つかの術を覚えたようである。
連載第一話では雑鬼を捕まえて簡易的な式神にしていたし、その後も塩と水で結界を作ったり符術(の真似事)をしてみたりと多少の霊能力は持っているが自分から使おうとする事は滅多に無い。
ただ妖魔からすれば「あの飯嶋蝸牛の孫」ということで恐れられる存在でもあるらしく、それを利用したハッタリで窮地を乗り越えた事も。
車の運転能力は16歳の時点で既に出来上がっており、「せっかく綺麗に着付けたから」と運転席に座ろうとしない祖母の代わりに車を出すなど飯嶋家の運転役となっている。
ただ勧めているのは祖母だけで、母は律が車を運転することを快く思ってはいない。
※無免許運転は犯罪です、良い子も悪い子も真似しないように!
性格
口調や対応は柔らかいが、実は相当に頑固で心を開かない。
その為友人も少なく、そのせいか作中には携帯電話の類いがかなり長く出てこなかった。
また切羽詰まってくると直感で悪い方向へ行く傾向があり、事態を悪化させたり痛い目にあったりしている。
親族からすると祖父にとても似ているようで、叔父の飯嶋覚には「まるで親父の小型版だ」と言われていたし同じく叔父の飯嶋開は、律と口論になった際「親父と口喧嘩してるみたいで気持ち悪い」と嫌な顔をしていた。