CV:土屋李央
概要
「僕の心のヤバイやつ」に登場する超人気カリスマモデル。初登場は「Karte.81(単行本6巻)」。
ファッション雑誌「CiEL」の看板モデルであり、本作のヒロイン山田杏奈の憧れの人。
テレビ番組にも出演するほどの人気を誇り、初めて見た市川も「なんと立体的な顔」と感銘を受けている。ボクっ娘である。
人物
クールビューティーな外見に反して中身は結構子供っぽく、タクシー運転手に会話を無視された事で杏奈に泣きついたりする。杏奈自身は憧れの人を目の前にし、静かに緊張しているのだが、その大人しい反応のせいで余計にニコが子供っぽく見えたりする。
実はニコ自身も杏奈のファン。…なのだが、杏奈のインスタの投稿にいち早く反応し、背景が自宅でないことから彼氏の家かとコメントしたり、珍しいコーデをしてるとデートかとコメントするなどもはやストーカーレベルに拗らせている。
Twitterに「豚野郎 @pig_man1209」と言うアカウントを持っており、常に「死にたい」「杏奈ちゃんだけが癒し」とつぶやくなど市川と同レベルかそれ以上の陰キャ。杏奈が投稿したベテラン俳優・片岡健とのツーショット写真を見て、「許せない許せない」と呟くなど市川が見ても戦慄するレベルで、杏奈の身を案じた市川が自身のアカウントで注意したが即ブロするなど、とことん拗らせている。
のちにラーメン屋で杏奈・市川と同席した際に、市川にアカウントを特定され盛大にキョドっていた。その際、杏奈の日常をリークしてもらう目的で彼とLINEのアカウントを交換する。
(アニメ版では即ブロしたアカウントが市川である事に気づき、ブロックも解除した)
加速する残念美人
再登場したのは「Karte.123(単行本9巻)」。市川が萌子、ばやしこ、吉田と下校途中、ヤバい眼つきと帽子・マスクを着けた変装スタイルで杏奈の事を聞こうと尾行していたため、一行はブンヤ(か変質者)と勘違いし盛大にドン引きされた。
と言うのも、杏奈のドラマ出演の件で市川にLINEを送っていたが、彼からはスパムみたいで怖いと既読無視されてしまい、直接凸した模様。
とある暴露配信でドラマ関係者の悪い噂(?)を知り、杏奈が夜の演技指導をされてしまうと青ざめいたが、吉田から「童貞の妄想か?」と突っ込まれたりと、相変わらず残念っぷりを晒していた。(ばやしこが電話で確認した際、杏奈自身がエッチシーンやキスシーンを否定している)
この時、節税対策で事務所から鎌倉の別荘を買わされた事を(杏奈並みにファミレス飯を食らいながら)明かしており、合宿先として市川達に貸す事を快諾している。…が、ペットカメラなどで杏奈の様子を盗み見する裏目的があり、あっさり市川に阻止されるなど残念っぷりは健在。
さらには、市川香菜とそのバンド仲間達に別荘を酒盛り占拠されてしまい、本人なのに「香田ニコに似てない?」と言われ顔芸を晒してしまうなど、かなり可哀そうな目にあっている。最終的に香菜が別荘を綺麗に掃除し、弟たちが世話になった謝礼を支払ったため、香菜を「お姉さまぁ」と呼ぶほど慕うようになる。(ウザがられているが)
なお、市川の事は「少年」と呼んでいる他、萌子に一度だけ「奴(やつ)」と呼ばれている。
余談だが、別荘寝室のチェストに無数のゴムが収納されている。ただ、ニコではなくたまに別荘を貸す友人関係者の物である可能性が高い。(その場合、気づかないニコも大概だが…)