まただ また 間違った行動をしてる
プロフィール
以下は単行本3巻特装版付録より。
名前 | 市川京太郎 |
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ニックネーム | 特になし |
血液型 | B型 |
誕生日 | 3月26日(牡羊座) |
身長 | 156.5cm |
食べ物 | カレー、肉まん |
色 | 黒 |
有名人 | 特になし |
映画 | メメント、バタフライエフェクト |
動物 | ダンゴムシ |
CV | 堀江瞬 |
概要
頭のおかしさを自認する主人公。右目が長い前髪で隠れており、地味で陰気な印象を与える小柄な中二男子。おでこは広め。重度の中二病を患っており、第1話から「殺人大百科」なる本をカバーもかけずに教室で読んでいるヤバイやつ。主に図書室に生息し、昼休みには一人で猟奇的な蔵書を読み耽っている。
モノローグ中の一人称は「僕」だが、人と話すときは「俺」に変えている。成績はそれなりに良好。家族構成は両親と大学生の姉。
自身をスクールカーストの「底辺」と位置付けており、当初はカーストの頂点に君臨しているも同然の同級生の陽キャ美少女モデル・山田杏奈に一方的な敵意を抱き、彼女の殺害を妄想してはほくそ笑むような日々を送っていた。
杏奈が校則違反の間食のために昼休みの図書室へ出入りするようになったのを契機として、意外にも残念で天然な彼女の言動に翻弄されながら、殺意とは異なる謎の衝動に振り回されるようになる。
授業中の事故で仕事の予定をキャンセルすることになってしまい悔し泣きする杏奈の姿を見て、不意に彼女への恋心を自覚するものの、「違う世界の人間」という意識を前に、以降も自制をかけて接している――が、杏奈がお構いなしに距離を詰めてくるため、読者からは健全な思春期男子としての精神衛生を心配されている。
高速移動術を身につけており、杏奈との距離をとるため咄嗟に使うことが多い。
孤独を好み、クールを気取ってはいるが、底抜けに優しくお人好し。周囲の人々の機微に敏感で、自分のことでもないのに勝手にハラハラし、裏からこっそり手助けしたり、時に自己犠牲をためらわずに突っ込んでしまうこともある。杏奈との他愛のない会話でもちょっとしたことをよく覚えており、素っ気ない行動で彼女に寄り添っている。
テンパると自分自身でもわけのわからない言動に走るところがあり、クラスメイトをドン引きさせることもままあった。猟奇趣味が高じていくらか絵心があり、クラスの出し物では大道具を手伝ったことも。
自他を問わず不埒な振る舞いを嫌い、下心を押し殺して誠実であろうとする反面、自分のことに手一杯で卑屈なこともあり、杏奈の(少なくとも好意的な)言動に対しては「友達」として一歩引いてしまいがち。
持っている財布はマジックテープ式。体の線が細いため、作者には何度か女装姿を描かれている。
自分よりも広い世界と接している杏奈に知らずと敬意を抱く一方で、特別な取り柄もない自分自身に引け目や焦りを感じ続けていたが、卒業式を前に在校生代表として送辞を任せられたことで、渦巻いていた自意識に大きな変革が訪れることになる。また、当日には杏奈に正面から想いを伝えに来た南条と、それに対する杏奈の答えを知って、彼女から向けられる感情を受け止めはじめた。
同時に、浮つく心や独占欲といった自身の「キモさ」との格闘、あるいは男たる甲斐性や覚悟の萌芽など、京太郎の人間的成長は次の段階へと進みつつある様子。
濁川くん(にごりかわ)
杏奈に借りた少女漫画『君色オクターブ』のヒーロー――の姿をとって現れる、京太郎が理性や劣等感で抑え込んでいる領域の自意識。イマジナリー京太郎。京太郎にしか認識されず、あくまでも慎重派の彼に自惚れや希望的観測を持ち出し、自問自答に付き合っている。本能やリビドーを反映したルシファー濁川も登場しており、こちらはより“男”としての性質に根差した存在。