曖昧さ回避
- ラテン語で「思い出せ」を意味する。mementos,mementoesで「記念品」「思い出」を表す英語になる。一般にメメント・モリ(memento mori)=「死を思え」の一語として知られる。
- アメリカ映画。下記を参照。
- 遊戯王OCGにおけるテーマのひとつ。⇒メメント(遊戯王)
概要
クリストファー・ノーランの長編2作目となるサスペンス映画。
弟のジョナサン・ノーランが書いた短編小説『Memento Mori』を基としている。執筆中に映画化の許可を得ており、異なる内容になっている。双方の制作にも時間がかかったため、完成は同時期になったという。
事件の顛末から発端まで、少しずつ時間をさかのぼる展開が大きな特徴。
これは記憶を10分間しか保てない主人公の設定のためであり、観客に記憶喪失を疑似体験させる。
アメリカでは11館の小規模公開だったが、口コミの評判で500館以上に拡大。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞をはじめとした数々の受賞に輝き、ノーランの出世作となった。
あらすじ
レナード・シェルビーは、一人の男を追っていた。妻をレイプし、殺害した犯人である。レナードも現場で重傷を負わされ、以後のことについては10分間しか記憶が保てない後遺症が残ってしまった。
手がかりは自分の筆跡でメモし、画像はポラロイドカメラで記録する。そして重要な事実は刺青として自分の体に刻み付けた。
容疑者は《ジョン・G》というらしい。
冒頭、レナードはついに《ジョン・G》に復讐を果たす。映画はそこから時間をさかのぼり、真相を明らかにする。
データ
公開 - 2000年9月3日(アメリカ) / 2001年11月3日(日本)
上映時間 - 113分
製作国 - アメリカ合衆国
言語 - 英語
スタッフ
監督・原案 - クリストファー・ノーラン
脚本 - ジョナサン・ノーラン
製作 - ジェニファー・トッド / スザンヌ・トッド
製作総指揮 - クリス・J・ボール / アーロン・ライダー / ウィリアム・タイラー
音楽 - デヴィッド・ジュリアン
撮影 - ウォーリー・フィスター
編集 - ドディ・ドーン
配給 - サミット・エンターテインメント(アメリカ) / 東芝/アミューズピクチャーズ(日本)
キャスト
役名 | 配役 | 日本語吹き替え |
---|---|---|
レナード・シェルビー | ガイ・ピアース | 小山力也 |
テディ | ジョー・パントリアーノ | 後藤哲夫 |
ナタリー | キャリー=アン・モス | 塩田朋子 |
サミー(サミュエル・ジャンキス) | スティーヴン・トボロウスキー | 小林勝也 |
レナードの妻 | ジョージャ・フォックス | 安藤麻吹 |