斯くして…楽園の扉は開かれた
概要
正式タイトルは「エルの絵本【魔女とラフレンツェ】」。
グリム童話の「ラプンツェル」をモチーフに、ギリシャ神話の「オルフェウスの竪琴」が複合した物語。
純潔の結界により冥府の扉を守る番人の役割を果たしていたラフレンツェだが、祖母の死後、孤独の中で出会った青年に激しく恋をする。
そして祖母の言いつけも忘れて純潔を散らし、冥府の扉を開いてしまう。
冥府へと降りた青年オルフェウスは、彼の愛する人であるエウリュディケの手を引いて戻ってくる。
そんなオルフェウスに、ラフレンツェは裏切りの代償として残酷な呪いを歌う。
ラフレンツェの呪いがオルフェウスに後ろを振り返らせる呪いだったのか、もっと大規模な呪いの一環として後ろを振り返ってしまったのかで解釈が分かれている。
登場人物
主人公。詳細は該当項目にて。
歌詞は基本的に第三者視点で、一部彼女の目線からという形式になっている。
・オルドローズ
ラフレンツェを拾い育てた人里離れた森の奥に暮らす老婆。
王国を追われた隻眼の魔女《深紅の魔女と謳われた(クリムゾン)》のオルドローズ。
ドイツ語で書くとアルテローゼとなり、『Marchen』の「薔薇の塔で眠る姫君」に登場する彼女とは同一人物ではないかと考察されている。
・オルフェウス
悲しい瞳をした竪琴の弾き手。
『Moira』に登場するオルフとは同一人物ではないかと言われている。詳細は該当項目にて。