概要
講談社の漫画雑誌『ヤングマガジンサード』にて、2016年12号から連載を開始したが、該当誌が2021年5号限りで事実上廃刊となったため、同じ版元の『月刊ヤングマガジン』に移籍、2021年6号から連載されているが、2023年1号から休載している(告知。ただし2023年3月22日付け)。
単行本は2023年10月末時点で10巻刊行されている。
魔女によって人生を狂わされてしまった人間・ギドと、その人物に付いて行くことになった魔術師・アシャフが、魔女を追いかけ世界中を回り、行く先々で悪さをする魔女と戦う様子を描く。
浜名孝行監督と横浜アニメーションラボの手によってテレビアニメ化された。TBS、TBSチャンネル1、BS11、熊本放送にて2024年1月から放送されている。
登場人物
ギド
CV:大地葉
魔女アンジェラの呪いによって少女の姿に変えられた人間。そんな事もあり魔女に対し強い憎しみを抱いている。
合理的な考え方を持ち、それにしたがって行動している。しかし、一方ではあらゆる意味でバイオレンスである。本来の姿(本体)はかなりマッチョな男。
アシャフ
CV:森川智之
長身でオールバックのヘアスタイルをしたソフトでスマートだが、どこか胡散臭く、ヘビースモーカーな魔響教団の魔術師の男。
魔術師としての腕前は確かなモノがある。
魔女を見つけ出しては連れて帰るという仕事をしている最中に、目的は違えど魔女を探しているギドと出会い、共に旅をすることになった。
ギドの本体が収められている棺桶を背負っている。
ファノーラ・クリストフル
CV:早見沙織
魔響教団の死霊魔術師であり「幽玄なる魔女」。
「~の系譜」という表現で呼称されなかったため彼女自身が起源の魔女の可能性がある。
左目に魔性紋が現れ、その容姿はどこか現実離れした寒気のするような美しさと評される。物静かだが、怒らせると怖い女性。
ヨハン
CV:逢坂良太
ファノーラの助手。左目に黒い眼帯をつけている。
下僕のようにこき使われているが、本人は気にしていないようである。
外見も性格も人間と見分けがつかない程だが、正体はファノーラの死屍人(アンデッド)である。
マット・クーガ
CV:石田彰
氷の大精霊と契約した精霊魔術師。通称「氷の男」。
魔女に匹敵する力を持つ。
第三大陸第六大隊・大隊長であったが、魔剣の一件で自身の部隊は壊滅状態になる。
ローエル
CV:小林ゆう
マットクーガの部下で副官を務めていた女性。
クーガを裏切り処刑人の側について魔剣の復活の手助けをするが魔剣は破壊されてしまい、最後はクーガに捕えられて処刑された。
魔剣を狙う男(名前不明)
CV:山路和弘
魔剣アシュガンを手に入れるために魔女クエンナの子孫が暮らす隠れ里を襲い、禁具イーシュリンゲンの力を使って皆殺しにした。
唯一逃げ延びたヘルガを捕えるため、マットクーガが率いる聖騎士団に聖教会の使者を装って近づく。
魔剣を狙う男の兄(名前不明)
CV:安元洋貴
禁具である消える外套を身にまとい弟の行方を追ってギドに接触するが、その場にいたアンジェラによって惨殺された。
クレイグ/カール・オクリーヴ
CV:柴崎哲志
スヴェンのパートナー。
同年代の友達を装ってハルベル達に近づいたが、封印が解かれたギドの一撃で骨の怪物もろとも殴り飛ばされる。
スヴェン
CV:小野大輔
クレイグのパートナー。
ハルベルの力を奪うため、味方を装ってハルベルに近づいたが、目論見は失敗してしまい、ハルベルの召命魔術によって消滅した。
アンジェラ=アン・フュール
CV:花澤香菜
「永遠なる魔女」。右目の下に魔性紋が現れる。ギドに呪いをかけた張本人。
起源の魔女の一人と目され、肉体を乗り換えるという特殊能力によって、200年で肉体が朽ちるという魔女の宿命から逃れ、悠久の時を生き続けている。
イオーネ
CV:日笠陽子
とある街で英雄と呼ばれている魔女。左目に魔性紋が現れるが系譜は不明。
外見は若いが、すでに120年以上生きている。
街への奉仕活動に長年尽力し、今でこそ街の人々から絶大な支持を得ているが、魔女という理由で過去に幾度となく命を狙われる。
ヘルガ・ベルベット
CV:富田美憂
「剛毅なる魔女」の系譜。右目に剣のような魔性紋が現れる。魔剣術と呼ばれる魔術を使える。
剛毅なる魔女の一族は、クエンナが封印した魔剣を隠れ里で代々守り続けてきたが、処刑人に急襲され皆殺しにされてしまう。ヘルガはその唯一の生き残りである。
ハルベル・ハーミントン
CV:真野美月
「神秘なる魔女」の系譜。口元に声をモチーフとしたつる草のような魔性紋が現れる。
強力無比と恐れられる召命魔術の使い手だが、魔女の呪いによって声を発することができないため、魔術は一切使えない。呪いをかけた魔女は不明。
マリー
CV:芝崎典子
魔女イオーネの弟子。素直で優しい少女。
キーラ・ヘインス
CV:皆川純子
ハイデン市警の魔術師の女性。
息子達や恋人を失った過去を持ち、魔女に復讐しようとしていたが、息子達が魔女を装っていたこと、自分を母親ではなく女としか見ていなかったことを知り失望。そのまま彼らを見限り射殺した。
ジェフ・エンカー
CV:郷田ほづみ
警察官。巡査部長。
魔剣アシュガン
CV:西凜太朗
手にした者には世界を統べる力をそれ以外には滅びをもたらすと言い伝えられる伝説の魔剣。
ひとたび剣室から解き放たれてしまえば魔女でさえも手に負えなくなるとも言われる。
オーエント・ハーミントン
CV:田中あいみ
ハルベルの弟。ハルベルと二人で暮らしている。