概要
正式名称は『テンカイチ 日本最強武芸者決定戦』。
講談社『ヤングマガジンサード』2021年Vol.2から連載開始されたが、同誌の『月刊ヤングマガジン』との合併後、そちらに移籍して連載されている。
あらすじ
これは我々の知る歴史ではない。
時は西暦1600年、織田信長が天下統一してから10年が経過していた。
信長は自分の死期を悟ると、最強の武芸者を輩出したものにこの国を譲ると発表。
天下統一の夢破れた武将たちは、それぞれ最強の武芸者を擁立し、この国の王を目指す!
登場人物
主催者側
- 織田信長 :“魔王”と呼ばれ恐れられる存在。死ぬ前の娯楽として武芸者たちの殺し合いを求める。老齢のため呂律が回らず目線も不安定だが、言葉の節々に威圧感が滲み出る。
- 森蘭丸:信長の小姓。中性的な見た目。信長を“神”と崇め、彼に心酔する。巨根。
武芸者
- 本多忠勝:〝金剛仁王〟の異名を持つ、徳川家後援の武芸者。流派は本多流戦場槍術。五十七度の戦いで無傷という伝説を持つ。怪力・巨漢の益荒男。
- 宮本武蔵:〝無双兵法者〟の異名を持つ、長宗我部家後援の武芸者。流派は当理辨助流。まだ16歳ながら忠勝を超える長身と多大な剣才を持つ若者。マイペース。
- 風魔小太郎:〝風魔の女帝〟の異名を持つ、北条家後援の武芸者。流派は風魔党忍術。伝説の風魔忍軍の6代目頭領。本作のキャラでも随一の人気を誇る女傑。
- 冨田勢源:〝小太刀無双〟の異名を持つ、近衛家後援の武芸者。流派は中条流。史実と違い弟の景政は故人となっている。信長を「暗君」「小僧」と言い捨てる老剣士。
- ウィリアム・アダムス:〝異邦の怪物〟の異名を持つ、毛利家後援の武芸者。流派はダークダンス。海を越えてやってきた異邦人。日本における子孫繁栄を望む。
- 柳生宗矩:〝剣術無双〟の異名を持つ、織田信忠後援の武芸者。流派は柳生新陰流。家康と親しい間柄。澄ました顔の裏に狂気を秘める。独り言という形で読者への解説役を担う。
- 上泉伊勢守:〝剣聖〟の異名を持つ、柴田家後援の武芸者。流派は新陰流。亀仙人のようなエロジジイキャラ。その剣技と試合は他の武芸者も注目する。
- 日野長光:〝力の現人神〟の異名を持つ、羽柴家後援の武芸者。武術は相撲。武芸者の中でも抜きんでた巨体を誇る。鬼面とまわし姿の寡黙な力士。
- 佐々木小次郎:明智家後援の武芸者。流派は巌流。能面を付けた謎の剣士。笑いのツボや距離感が独特。
- 服部半蔵:滝川家後援の武芸者。流派は鬼槍流。忍としてではなく武士として戦場を駆けた。忠勝とは戦友。唐突に大声で「忍!!」と叫ぶ。
- 東郷重位:島津家後援の武芸者。流派は示現流。削る前のかつおぶしをそのまま噛み千切り、胤舜をビビらせる。
- 弥助:織田信雄後援の武芸者。流派はングニ棒術。
- 宝蔵院胤舜:前田家後援の武芸者。流派は宝蔵院流槍術。
- 林崎甚助:伊達家後援の武芸者。流派は神夢想林崎流。
- 伊藤一刀斎:丹羽家後援の武芸者。流派は一刀流。穏やかな顔の裏に柳生宗矩に似た不穏さを匂わせる。
- 小笠原長治:上杉家後援の武芸者。流派は真新陰流。
後援者その他
- 徳川家康:本多忠勝の後援者。史実と違い信長が生きているので一大名に留まっているが、戦乱の世を憂い、天下泰平を目指す。本多忠勝とは固い絆で結ばれている。
- 長宗我部元親 :宮本武蔵の後援者。グラサン。武蔵のマイペースな性格と、武蔵の父・新免無二斎の親バカに振り回される。
- 北条氏政:風魔小太郎の後援者。
- 近衛前久:
- 毛利輝元:
- 織田信忠:
- 柴田勝家:第1話で信長の御前試合に上訴した結果、日野長光による鉄扇の投擲で負傷。しばらく生死不明だったが、片目を失いながらも生存。顔の傷を仮面で隠し再登場。
- 羽柴秀吉:日野長光の後援者。やっぱり顔つきがサルっぽい。口調が軽く慇懃無礼。
- 明智光秀:狐を彷彿とさせる胡散臭い優男。本作の歴史では『本能寺の変』を起こしていない。信長に心酔しているようだが、蘭丸からは嫌われている。「家康が天下を治め太平の世が続く」という夢を見る。
- 滝川一益:
- 島津義久:
- 織田信雄:
- 前田利家:
- 伊達政宗:
- 丹羽長秀:
- 上杉景勝:
pixivにおいて
風魔小太郎のイラストがほとんど。R-18イラストが多い。