概要
代代ツェペリー族は、人類に害なす石仮面や吸血鬼、これらを生み出した「柱の男」を追い、その野望を砕くことに命を賭してきた。それは幸福な生活も、自身の命を投げ出すことも厭わない程の確固たる覚悟だった。
これが元でシーザー・A・ツェペリは貧しい荒れた幼少時代を過ごし、父を恨んでいた。しかし父の覚悟を知ったシーザーは、その血統に誇りを持ち、自身もその因縁にを身を投ずることを決意した。
後にシーザーは厳しい修行を乗り越えて、念願の相手「柱の男」と渡りえる力を身に付け、そして、かつての父親のように周囲の者たちを顧みず、単身宿敵との闘いに挑んだ。
宿敵の一人・ワムウとの闘いはシーザーの優勢に思えた。だが、あと一歩の所でシーザーは致命傷を負ってしまう。瀕死の重体になり、彼は最後の一手に渾身の力を注ぐ。
それは戦友、ジョセフ・ジョースターが受けた猛毒「死のウエディングリング」を解毒する、対のリングをジョースターに届ける事だった。先ほどの攻防で一瞬の隙をつき奪った「死のウエディングリング」の片割れを、自身のバンダナと共に鮮赤に輝くシャボンに包み、JOJOに託す魂の雄叫びを挙げるー。
おれが最期にみせるのは
JOJOー! 俺の最期の波紋だぜー!
受け取ってくれーッ!!