鹿狩雅孝
かがりまさたか
CV:三木眞一郎
古物商「神狩屋(かがりや)」の店主にして騎士団の世話役。
世話役として雪乃や颯姫、夢見子の世話をしており〈泡禍〉に巻き込まれ悪夢の世界へと踏み入った蒼衣を導いていく
周囲の人間からは本名でなく神狩屋と呼ばれることが多い
基本的に世話役としての蒼衣たちへのスタンスは普通の日常を過ごさせることでありなるべく悪夢の世界に深入りさせないようにしている
保持する断章の名は〈黄泉戸契〉(ヨモツヘグリ)
不老不死の断章でありどのような傷を負ったとしても瞬時に回復する。一見すると不老不死の夢のような断章だがこれは「死にたくても死ねない」という悪夢であり彼本人がどれだけ望んでも死ぬことはできない
なお彼の血を摂取することで傷を回復できるがこれは回復薬のような都合のいいものではなくいわば悪夢の伝染であり普通の人間に使えば回復を通り越して<異形>化してしまう。
耐性のある保持者にもあまり多く使用すると悪影響がでるので使用する際は様子を見ながら少しづつ使うようにしている
神狩屋の婚約者
生まれつき病弱で余命僅かだったが入院していた病院で神狩屋と知り合い互いに恋に落ちる
その後は駆け落ち同然で逃げ出し一緒に暮らし始め幸せな日々を過ごした・・で終われば切なくいい話なのだが甲田ワールドは甘くなかった
その後彼女は自殺してしまい神狩屋にとっての強烈なトラウマを作り彼を保持者へと変える発端になった
カレーシチューのくだりを読むとしばらくカレーシチューが食べれなくなるかもしれない
神狩屋にとっては愛する婚約者であると同時に自らを永遠に死ねない悪夢に叩き落とした原因でもあり彼女のことをいつか自分が憎んでしまうのではないかということに恐れている
そのためこの世には霊魂も生まれ変わりもなく心霊現象と呼ばれるものは全て神の悪夢が見せる偽物であり死者の人格など存在しないという主張をしている
こうすれば彼は心おきなく神の悪夢を憎めるからである
愛する婚約者を憎みたくない一心で出した答えだがその代償として永遠に生き続ける彼は婚約者の霊魂や生まれ変わりに再会することも奇跡的に死ねたとして死後に彼女と再会することもできないという絶望の中を生きることになった
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