概要
ジャンル名はシンフォニックRPG。
「歌魔法自動作曲システム」という主人公が使う歌魔法の歌詞をプレイヤーが作り、その主人公が歌詞の通りに声を出して歌うという斬新なシステムが搭載されているのが特徴。
しかし
- ムービーの演出は大して荒れてないような海で舟が転覆するなどプレイヤーから疑問がもたれやすいもの
- ナレーションの文法がおかしく一体誰目線で語ってるのか安定しない
- 戦闘時の仲間の行動がストレスになりやすい(指示をしても勝手な行動をするので指示の意味がないなどの問題もある)
- 金を払って雇ったのにもかかわらず戦闘時に逃げ出して全く戦力にもならないキャラが存在する
- 回復技を覚えるが通常の回復アイテムより効果が薄く覚える意味も使いどころがない
- 取ってつけたようなシナリオの流れ(舟が転覆した理由を根拠もないのにラスボスのせいにするなど)
- エフェクトがとにかく地味で少なくBGMも単調(戦闘用BGMが「戦闘準備用BGM」と揶揄されるレベルで起伏がない)
- ストーリーもお使いの連続(お使いはともかく盛り上げるような箇所が無くプレイヤーが単調に感じる)
- エンカウント率が高い(1歩動いたらエンカウント、が3連続で続くケースも)
- それなのに敵も味方も通常攻撃がミスりやすいのでテンポが異常なまでに悪い
etc...
という有様でクソゲー待ったなしである。
一番の売りであるはずの歌魔法の音声も、あまりにも(邪)神懸った野太い声に加え、文字ごとに音程が決められているため、どう作っても精神破壊歌になってしまう。これは巷で『黄昏のオードロイド』(またはオードロイド)と呼ばれ、これを用いて歌を作る猛者もいる。
同時期に発売された里見の謎と並び、クソゲーを超えた「比類なき神ゲー」と称えられる怪作である。なおこのゲームのプレイヤーは、2ちゃんねるの本作品を語るスレのタイトルから『悪の手先』と呼ばれる。
なお、この作品を開発したトンキンハウスは東京書籍という出版社のゲーム部門であり、本職のゲーム開発会社ではない。
登場人物
シナリオ加入キャラ
- リュッケルト
主人公。名前は変更可能。
パッケージ中央に立っている男性。イラストはイケメンだがCGに関してはクオリティーが低いせいで怖い/気持ち悪いという印象を受けてしまう。
担当声優は不明。CVは歌のみ。見た目のイメージと違って声は野太く、オペラ系の歌声である。
職業は吟遊詩人で、故郷に帰る船の上で嵐に遭い、舞台となる島に漂着したことから物語が始まる。
「歌魂」という特別な力を偶然にも宿すこととなり、最終的には神と戦うことに。しかし、そもそも彼は詩人であり戦闘のプロではないという点に加え、武器の威力が低いせいで通常攻撃の威力は常にパーティーの最低クラス。
レベルが上がると貰えるEXPが減るというゲームシステムと、次のレベルまでに必要なEXPがキャラごとに異なる(リュッケルトは多くのEXPを必要としている)せいもあり、最初から最後までパーティーにいるのに大してレベルが上がらないのも弱い原因のひとつだ。
頼みの歌魔法も必ずターンの最後に回されるため、主人公だから突出して強いという設定はなされていない。
HPが0になると明確に「死亡」と称され、即ゲームオーバーになる。
余談だが、旅立ちを命じられた際に「わたし?」と後ずさっており、道中もヒロインのほうが喋る場面が多く、士気に満ち溢れた熱血主人公とは程遠い。
- ホイヒュー
最初に仲間になる、パッケージ右側の青い髪の男性。
港町アデンの顔役ボビンに雇われている傭兵で、主人公のお供に、とボビンが貸してくれる。
性格はお調子者で軽い。セリフも語尾に「〜」が多く、喋り方にも現れている。
自分専用の防御魔法「スクリーン」を特技に持つが、これがクソゲーと呼ばれる最初の要因であり…。攻撃を指示しているのに呪文を使用して守りを固め、しかも効果が3ターン続くにもかかわらず毎ターン連続で使用。酷い時は回復薬使用の指示を無視してスクリーンに走ったせいで主人公が死亡し、ゲームオーバーというケースも。
後に仲間になるキャラが使用するかばう動作もなく、最初の仲間で加入期間が短いにもかかわらずチュートリアルの頼れるチートキャラとは程遠い。
- アイリス
本作のヒロイン。パッケージ左側のピンク髪の女性。
龍族の血を1/4引いている。(本作の龍族は、血が薄いと人間に近い見た目になるという設定がある)
踊り子とのことだが、その設定は説明書のみで語られており、ゲーム内では関連の話題を含めて一切出てこなかった。強いて言うならAGIが高めな点。
子供の頃から父親にオード探しを命じられて育ち、いよいよその時が来て仲間になる。たまたま流された主人公と違って使命感に対する重みが違うのか、道中で何かを尋ねる際に主人公を差し置いて彼女が喋ることが多々。HPが減ると逃げるキャラが多い中、彼女は一切逃げないのもこの設定に準じているのかもしれない。
特技は回復魔法「テラヒーリング」。ただし主人公にしか使わず、発動率も100%ではないためアテにしているとゲームオーバーになりがち。
主人公に淡い恋心を抱き、長い旅の中でじわじわとその想いは育っていき、最後にはアイリスの方からアタックして2人で島を出ていく。
- クイクイ
パッケージ左側にいる少年。
主人公一行の求めている情報と交換条件に友達のシベリン探しを持ちかけ、仲間になる。
彼の行動がとある事件の引き金となるため無垢な少年であってもクソゲー要素待ったなし。
ただ、紆余曲折はあったが最後はきちんと約束を果たし、離脱する。
取説によると軽業が得意とのことだが崖は登れなかった。こういった設定の食い違いもクソゲーあるあるか…。
特技は物理ダメージ2倍の「炎の矢」。意外なことに火属性の相手にも効くため、回復薬使用を無視したりしない限りは優秀な技である。
- ライオネル
反乱軍の重鎮の男性。(この団体は悪神のせいで狂った王を戻すために活動しているため、王家滅亡などを狙っているわけではない)
当初は独房に囚われており、初顔合わせは救出の際。王宮に潜入したい主人公一同に協力してくれる。
旅の途中で偶然出会ったショウコに一目惚れするも彼女の正体を知ってあえなく玉砕。権威あるものは嫌いだと言いつつも戦闘中は100%の確率でショウコをかばう。
…そんなシナリオだけを見れば漢なのだが、自身のHPが1でショウコのHPが最大でもおかまいなしにかばって戦闘不能になる、またはかばったためにHPが減って逃走する頻度が高くなるためゲーム的にはかなりのクソゲー要因である。
肝心の王宮潜入にライオネルの力は特に必要なかったことや、王宮クリア後なおも継続加入する理由、及び離脱時の理由が薄っぺらいという点も問題といえる。
特技は物理ダメージ3倍の「雷鳴剣」。全キャラ中最大の威力を持つ必殺技。クリティカルも上乗せされると序盤では桁違いのダメージが出る。
- ショウコ
群島の王ランパルの幼馴染にして許嫁の少女。当初はその身分を隠していた。
行方不明の大僧正の安否を心配していたところ、ライオネルが人探しを安請け合いしたことでパーティーと深く関わることに。
さすが次期王妃というだけあり言葉遣いなどが非常に丁寧。
戦力としては微妙かと思いきや、飛び抜けて高いレベルで加入する。
特技は回復魔法の「ヒーリング3」。ただし発動率が非常に低く、ショウコの身代わりになって死にかけているライオネルが度々スルーされる。彼女の方からは何とも思われていないという心情を表現しているのか、単にゲームバランスが悪いのか真相は不明。
しかし、本当の問題点は加入時のシステムにある。彼女がパーティーに入る際、固定メンバーの4人で枠が埋まってしまうため、これまで育ててきた任意加入のキャラをクビにしなければいけないのだ。再度誘えればさほど問題ないがそれもできないため、任意加入のキャラが推しだった場合は絶望そのもの。
ショウコ自身の加入期間も短いため、多大な犠牲を払ったのに育成の楽しみが無いということもストレスに拍車をかけてしまっている。
- トラビス
猟師の男性。
洞窟の奥で意識を失っていたところ、楽譜を探しに来た主人公一行に発見される。
ただしパーティーに加入するのはしばらく先で、入り組んだ道を案内する名目で仲間になる。
ところが、立ち寄った町でいざこざに巻き込まれてしまった際、町長から“事件を解決したら報酬を出す”と振られ勝手に頼みを受けてしまう。これが長大なお使いの始まりとなり、さらには肝心の道案内を放棄してパーティーを離脱。その理由もしょうもなく、シナリオ面における超問題児である。
特技は物理ダメージ2倍の「強者の弓」。彼と入れ違いに離脱するライオネルが3倍ダメージだったため、ライオネルを育てているほどトラビスの弱さが際立ってしまうという戦闘面の不遇っぷりも。
- フィデレ
魔術師の女の子。ただし成績は悪い。
性格は陽気で軽く、元気に溢れている。
オードが眠る地について訪ねてきた主人公に一目惚れし、曖昧な情報を流す。
彼女のせいで2回も無駄足を踏まされることになり、本作屈指のクソゲー要因となった。一応人が助かったりアイテムが手に入ったりとプラス要素もあるのだが、悪びれる様子のない彼女の態度や得られた物のショボさから、プレイヤーの心にはストレスしか残らないのである。
そんなNPC時代を経て、ついにパーティーに加入した際はあからさまにアイリスを敵視し、リュッケルトに急接近。無駄足の件が無かったとしても“うざい女”の雰囲気が色濃く出てしまっており、好感度が上がらない。
ちなみに、とあるイベントでアイリスかフィデレを選ぶ選択肢が出てくるが、これによって主人公の結婚相手が変化するといったルート分岐、ダブルヒロインの要素は皆無だ。
戦闘ではライオネル同様に発動率100%のかばう特性があり、彼女がパーティーにいる限り主人公死亡のリスクが極めて減る。とはいえ逃走があるので真に優秀とは言い難い。
特技のファイヤーボールも、火耐性のある相手にはあまりダメージが与えらないにもかかわらず指示を無視して呪文を乱発。せっかく初期装備のランクが高く、通常攻撃が強いキャラなのにその良さを活かしきることができない。
- マキバ
牧場を切り盛りする青年で、アイリスの学生時代の友人。
鳥と話すことができ、鳥の王とも親しい。仲間に加わった理由もそれが大いに影響している。
特技は風属性の攻撃魔法「エアニードル」。彼がパーティーにいる期間中に風耐性の敵が少ないことも相まって非常に役に立つ。
逃走率も低めで、何よりシナリオ面におけるお使い要素を何一つ引き起こさないため好感度が高い。
- アロン
子供時代をオーパスの村で過ごした青年。家族や友達を殺したエドを倒そうと躍起になっている。
かわうそ族に関する情報を持っており、毎度おなじみ(?)打倒エドを交換条件に仲間になる。
エドが操られていただけだと知るも、いざ共闘となると精神的に受け付けられずパーティーを離脱。囚人島での一件が解決したあと再度仲間になり、ようやくかわうそ族と対面という流れに。
その後も何故か一緒に来てくれて、ラストダンジョン手前でとうとうエドを完全に許して手を取り合う。
あれだけ対立していた2人が同時にパーティーにいる、ついに仲間になったという感動があるがエド側が引き起こすとある問題と演出の地味さのせいで残念ながらあまり心に響かない。
特技は一切持っておらずその他の能力も無し。武器の性能が低いことも相まってラスボス戦ではほとんどダメージを与えられない。
- エド
岩の島の城主。
囚人島の視察に行った際、悪神の手の者に心を操られ領地の民を虐殺してしまう。
その復讐にやってきたアロンたちと戦い、正気を取り戻したが自分のやったことの重さを知り絶望。操られた原因をつきとめたい、囚人島に行きたいと懇願し、パーティーに加わった。
囚人島での件が解決したあとも犯した罪に向き合い続け、償いの人生を歩くと決めて去っていく。
ところがラストダンジョン手前で突然やってきて再度加入。命を張ってラスボスに挑もうという姿勢が償いの形であると本人は思っているのだが、これがクソゲーの真髄を引き起こす事件となる。
というのも彼が加入することでこれまで育ててきた任意加入のキャラをクビにしなければならないのだ。しかもショウコの時と違ってエドのレベルは前回離脱した時のまま、その後様々なダンジョンを突破した主人公一同とは大きく離されており、攻撃力を始めとした全てのステータスが低くて使い物にならない。
また、命を張って戦うのはラスボス戦でのイベントのみで、通常の戦闘では他のキャラ同様にHPが減ると逃げる。
特技やその他特性も一切持っていない。
- ボビン
港町アデンの実力者。町の皆から慕われている顔役のような存在で、物語の冒頭でお世話になる。
悪神とされるガリハアクを様付けで呼んだり、王宮で見つけた楽譜を盗んで去っていったりと不審な行動が目立っていた彼だが、物語終盤で自分の正体を明かし、アトビオン側の味方をすると決意して最後の最後でとうとう仲間になる。
最序盤で登場し、中盤で不審な動き、終盤でパーティー加入とかなり良い流れでシナリオが進行するものの、彼と入れ違いに離脱する人物の影響や彼自身のビジュアルが相まって人気が振るわなかった。
特技も持っておらず、戦闘における華が無いことも問題点。ただし攻撃力は非常に高く、終盤らしいダメージを叩き出してくれる。
任意加入キャラ
- スリム
自称「腕利きのスリム」。
素早さに自信を持っており、売り文句にしている。
ところがいざ雇ってみると逃げ足の速さが浮き彫りに。HPがMAXでも逃げる、ボス戦でも場合によっては1ターン目で逃げるというかなりの問題児。
こういった【ハズレ】のようなキャラクターが登場することもアリっちゃアリだが、一番最初に登場する選択性キャラというのが良くなかった。
これにより、ゲームをはじめたばかりのプレイヤーはホイヒューのスクリーン連発事件も相まって心を折られてしまうのだ。
そんな彼だが全く使えない子というわけではなく、特技の巨大手裏剣は物理攻撃を無効とする敵にもダメージが通り、かつ必ず命中するという強力なもの。
趣味嗜好は女性寄りで、蝶や花に反応を示す。髭の男性だが一人称は「あたし」。
- ドムカ
スリムと同時に最初に登場する任意加入キャラ。
売りはスリムと真逆で、素早さより力と体力を売りにしている。
特技は「アクスウェイク」。敵全体に通常攻撃と同じだけのダメージを与えるが自分も20のダメージを受ける。
育成が進んで最大HPが上がれば大した痛手にならないものの、加入当初はたった60しかないため最大値の1/3も受けるというかなりの自爆技。これがランダムで繰り出され、しかも敵が1人しかいない時にも使うのだからクソゲー要素待ったなし。
最大HPが育つ頃には他のキャラが登場しているということもあり、長く使って彼の真価を堪能するにはブレない愛が必要だ。
性格はかなりの無口。数少ない会話シーンも「…。」が多い。
- ジョーイ
行方不明の兄を探すべく、クーテのギルドに身を置く少女。全キャラ中唯一賃金が0G。
大半の仲間がHP低下で逃走する本作において、一切逃げないという強力な特性を持つ。
特技のギガヒーリングはまだ最大HPが100にも満たない序盤であるにもかかわらず1000も回復する。HPが減っている全キャラが対象だが、必ず使ってくれるわけではないのでアテにしすぎていると主人公死亡でゲームオーバーになる。
ちなみに任意加入キャラの中で回復技を持っているのは彼女のみ。
ミニスカートに生足というビジュアルの可愛さも相まってユーザー人気が非常に高い。
ところがそんな彼女にもクソゲー要素は付きまとっており、行方不明の兄など登場しないのだ。他のキャラと異なり、いかにもサブイベントがありそうな雰囲気を匂わせているだけに、プレイヤーの期待を裏切る結果が残念でならない。
ちなみに同じ名前のナースのキャラクターが某有名アニメに登場するが、こちらのほうが先である。
- エニクラウド
ドミナントの村から出たことがなく、外の世界を見てもっと見聞を広げたいと意気込むスカイヘッドの青年。
仲間キャラの中で唯一制服を着用しており、色違いのNPCが大量に登場する。彼のワンオフカラーがPCとNPCを区別するためのものなのか、あるいは一族の中で何らかの特別な存在なのかは不明。(そもそもスカイヘッドが何たるかも詳しく言及されていないが、囚われて一週間何も食べていなかった男がピンピンしていたりするのでおそらく人間ではない別の種族)
語尾に「っす」をつけて喋るのが特徴。
趣味はメモで、あらゆる物に興味を示し、熱心に記録している。これまでに本で読んだ知識を語ることもあり、任意キャラの中で最もセリフが多い。
とはいえ彼もクソゲーの住民、人間の体内に飲み込まれるという非常に珍しい事態が発生しているのに無反応だったりと、喋るタイミングに不自然さが際立つ。
特技はアンデッド系の敵を一撃で葬り去る「ターンアンデッド」。耐性が無い限り百発百中の技で、使用頻度も高く非常に役に立つ。そもそもアンデッド以外の敵には使わない、無駄撃ちをしないという点も高評価だ。
- トリリア
前髪で片目を隠した若い女性。所属はエスタンシアのギルド。
武器の知識あり、体力あり、女性であることを軽視しないでほしいとのこと。
全キャラ中唯一のムチ使いである。
加入時以外に一切のセリフが無く、初めましての際もほとんど喋らない。無口な性格なのかツンデレなのか、判断がつかないキャラ。
発売前情報に【主人公の名声で仲間は寄ったり離れたりする】というものがあったため、もしかしたら育成次第で変わる子だった可能性も。
特技は敵1体を1ターン麻痺させる呪文「パラライズ」。ボスなど強い耐性を持つ相手にも使ってしまうのが残念だな点だ。
- ヴェラ
パッケージ左側の黒髪の女性。
自称「稲妻のヴェラ」。非常に陽気でよく喋る。しかし彼女を連れた状態で3回宿屋に泊まるとお金を盗んでパーティーから抜け、「詐欺師のヴェラ」を名乗って以降は一切登場しなくなるというとんでもないサブイベントが用意されている。一応お詫びの品が手に入るイベントもあるがそれもまた盗品で、宿屋で盗られた額より安いもの。
全任意キャラクターのうち唯一のサブイベントで、さすがパッケージに写っているだけのことはある…のかもしれないが、プレイヤーにとってマイナスとなる内容のため誰も喜ばないだろう。
なお特技は一切持っておらず、素早さのパラメーターが高め。
- ヘンケン
金彩の付いた貴族っぽい服装の男性。顔色が悪く、ドット絵に至っては完全に青系で塗られている。
トリリア同様、加入時にしかセリフがない。少ない会話の中で「はぁ…」というため息が多いが、他のイベントが無いためお疲れ気味なのか心配性なのか、キャラの背景が全く掴めない人物。
特技は持っておらず、全ての属性に耐性を持つ。
- グラム
裸に肩当てを付けた筋肉質な男性。喋り方が拙く、見るからに脳筋。
相変わらず加入時にしか会話がないため、経歴などは一切不明。
特技は通常攻撃を2回連続で行う「稲妻突き」。
- ピックマン
画家の男性。自身の芸を高め、さすらう仲間を求めてギルドに所属している。
初めましての際に『灰色の絶望の景色は史上の美味』という、なんとも不穏な一言を口にするがサブイベントどころか以降の会話が全く無いためキャラどころは摑めない。
特技は持っていないが、次のレベルまでに必要なEXPが少ないため成長が早いという強みがある。
- パストラン
自称「冒険詩人」。ハープを持った美形の男。
詩的な文体で喋る。雇う時以外の会話が何もないため、経歴やハープの腕前など何もかもが不明である。アイリス曰く「変わった人」。
特技はトリリアと同じ麻痺技の「パラライズ」。
『我輩を死出の旅に誘え』や『死によって生を体験す』といったセリフを口にするが、死にそうになるとやっぱり逃げる。
- ドロシー
大人しい少女。口数が少なく、句読点が多い。
彼女の口調は泥族の話し方とよく似ているのだが、関連性は一切語られなかった。
特技は持っておらず、地属性に対する耐性を持つ。また、HPが低下しても逃走しない。
- ドンキー
フルネームはドンキー=レインフォース。「優雅華麗勇猛果敢な騎士」を自称する男性。
雇う際の会話でアイリスとのやりとりがあり、戦闘時には必ずアイリスをかばう。
ところがいざイベントになると何も喋らず、とあるシーンで彼女が呪われた際、石化してしまった際にも一切の反応を示さない。
特技は「秘奥義・風鬼大車輪」。通常攻撃の2倍のダメージを与える。
- サザシイ(サザシィ)
二本脚で歩く人間大サイズのかわうそ。性別は不明。本人曰く「かわうその魂」らしい。
名前の「イ」が大文字の箇所と小文字の箇所がある。
後半の任意キャラにしては珍しく、かわうそ族関連のイベントで特別なセリフが用意されていて、分家の者であることが分かる。
とはいえ会話にちょっと絡んでくるだけでサブイベントと呼べる規模ではなく、かわうその魂とは何だったのは分からずじまいだった。
特技は風属性の攻撃魔法「エアニードル」。
関連タグ
弘司:キャラクターデザインとして参加。