「我の存在理由ハ勝ち続けルことのみ!!」
概要
黒のワルツ3号とは、敵陣営が差し向けてきた黒魔道士部隊の刺客「黒のワルツ」の3体目のことである。全ての能力が1号2号を上回るボスキャラで、主に雷属性の攻撃をしかけてくる。
ワルツ最後の刺客。カーゴシップ、南ゲートで登場。古風な口調と、「カカカカカ!」という笑い声が特徴。
とにかくプライドが高く、執念深い性質を持つ。彼がビビと繰り広げる魔法対決は序盤の名場面であり、その後の壊れっぷりも相まって、何かとインパクトの強いキャラクターである。
3人の中では最も出番に恵まれている。
また、単独でフィギュア化されるほどの高い人気を誇り、シアトリズムへの出演も果たしている。
(以下本編のネタバレを含みます)
活躍
登場シーンはフルCGムービーで、1ボスキャラでありながらなんと3つものムービーに出演している。その登場シーンと船上での彼の立ち振る舞いに衝撃を受けたプレイヤーは少なくない。
直前の村でのあるイベントは、彼の行動の真意や意味を知る大きな手掛かりになっている。同じ黒魔道士であるビビの心の葛藤も、彼関連のイベントでは色濃く描かれている。また、ビビの初トランスがこの場所であることも印象に残る所以である。
主人公一行に敗れて飛び去った直後、突如「我ノ存在理由ハ勝チ続ケル事ノミ!」と狂ったように連呼し、味方の船を奪って再び主人公たちに襲いかかるシーンは、戦闘兵器としての彼の生き様をまざまざと見せつけた。この時のムービーでの臨場感・スピード感はプレステとは思えない完成度で、ファンの間でも人気が高い。
また、一度敗れ去り行方の知れなかった3号は、とんでもないタイミングで再登場する。その時の彼には自我も感情もなく、ただ「ガーネット姫を奪還する」という使命のみで動く機械状態であった。パーティーはスタイナー・マーカス・ガーネットで戦う事になるが、ガーネットには一切攻撃を仕掛けてこない上、一定時間でダメージを食らい消耗していくため、シリーズでは特異な状況のイベントバトルである。もはやそこに彼の面影はない。
最後まで己の使命を貫いた3号の壮絶な生き様に、魅せられたプレイヤーはきっと多いはず。
それを兵器として見るか、一人の人間として見るかは、プレイヤー次第である。