概要
CV:小西克幸
アクワイアのゲーム『忍道』シリーズの登場人物。後に同社開発の『侍道3』にも登場した。
主人公・鴉のゴウや金糸雀のキヌと同じ「飛鳥忍者(あすかにんじゃ)」の生き残りで、かつては飛鳥の頭領・大鷲のタイガの下でゴウやキヌと共に修行をした弟子仲間でもある。
各作品での活躍
忍道戒
物語の舞台である「宇高多(うたかた)」にある飛鳥忍者の集落「飛鳥の里」で仲間とともに鍛錬に勤しみつつ暮らしていたが、ゴウが祠から解放した我無乱により里は滅亡。大鷲のタイガはじめ、多くの仲間を失い、自身も右目を失う。以降は里を滅ぼすキッカケを作ったゴウを強く憎み、記憶を失った彼の前にたびたび姿を現しては執拗に命を狙うようになる。
その後、記憶を取り戻したゴウは我無乱の真の策謀を知る。ザジは、キヌの説得もありゴウとは一時休戦し、二人と共に飛鳥の里にて我無乱との最終決戦に挑むことになる。
その途中、多羅場忍者の急襲を受け、これもゴウの策謀と疑いながら絶命してしまうが、トゥルーエンドでは直後に宇高多の覇権を競っていた3派閥の武士たちに救助され一命を取り留める。我無乱討伐後、三人だけになった飛鳥忍者の新たな頭領に就任し、里の復興に尽力する。
忍道焔
戒の後日譚に当たる本作では、初期からPCの一人として操作可能。ゴウに対しては先述の一件もあり棘のある物言いが目立つが、最終戦にて彼が本作の黒幕・弥勒を打倒した後に行方知れずになった際には物悲しそうな姿を見せている。
侍道3
故郷の復興のため出稼ぎに出ているらしく、本作の主人公の滞在する「天奈」の古寺に滞在する茶人・雪園に仕え、国の動向を随時報告に現れる。
ある一定の条件で剣を交えることになり、勝利すると彼の愛刀「黒鷹」を入手することが出来る(殺害することは出来ない)。
忍道2散華
他国へ出稼ぎに行ったゴウやキヌとは別に、一人で里に残っている。
抜け忍・柏樹のシュウとの闘いで心身ともに大きな傷を負った風華忍者・火祭のゼンと出会い彼を介抱する。
シュウに故郷と愛する女性を殺されたゼンは激しい怒りと復讐心に駆られるが、ザジはその姿にかつての自身を重ね、彼に様々な助力を行いながら憎しみを捨てるように説得を続ける。
容姿と戦闘スタイル
鋭い目つきが印象的な長髪の青年。
衣装はゴウと同じ飛鳥忍者の忍装束で、黒鷹のイメージからかゴウのものよりややブラウン系の色合いになっている。里崩壊の際に敵の凶刃を見舞い右目を失明し、以来眼帯を着用している。
技は同じ流派であるゴウとほぼ共通しており、手裏剣などの忍具を使用してくることも。
また、相手の攻撃を受け流すカウンター技も持っている。
『戒』では敵として闘うことになるが、素早い動きにカウンターによりほとんど隙がなく苦戦を強いられる…ように思えるが、実はあるアイテムに対する警戒心は薄く、目に入れば何の疑いも持たずホイホイ口に運ぶという意外な弱点を持つ。
ちなみに、続編タイトルの『匠』や『焔』ではPCとして操作可能。操作性がゴウとほぼ共通しているが、パラメータ配分や一部の技が異なる形で差別化されている。
関連タグ
米良…漫画『ストレンジ・プラス』の登場人物。演者が同じで眼帯とcv羽多野渉の仲間がいる繋がりである。