ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

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2019年(平成31年・令和元年)は前年より馬鹿試合の数が少ないが、それでも40試合近く発生しているため、本記事で記載することとする。


4月編集

4月6日 日本ハム×西武2回戦 (東京ドーム)

日本ハム3-16西武

先発に中継ぎの加藤貴之を起用した日本ハムは2番手・金子弌大、3番手・西村天裕が大誤算、3回にリリーフした金子は秋山翔吾に2点タイムリーを浴びると森友哉に3点本塁打を浴びたちまち5失点、5回にリリーフした3番手・西村も1イニングももたずに7点を献上、試合はこの回で決まった。日本ハムは5回裏に3点を取り返すものの、その後も6回1点、8回3点を失う惨敗となった。


4月9日 阪神×横浜DeNA 1回戦 (阪神甲子園球場)

阪神12-8横浜DeNA

阪神先発・オネルキ・ガルシアがまたも崩れる。3対3で迎えた5回表、DeNAは筒香嘉智の3点本塁打で勝ち越しこの回計4点、7回にもリリーフした島本浩也から中井大介がソロ本塁打を放ち勝負は決まったかと思いきや、7回裏、DeNA中継ぎ陣が崩壊し3失点、8回裏にもスペンサー・パットンが大乱調、阪神・梅野隆太郎のソロ本塁打から2死満塁のピンチを招いたことによりDeNAベンチはクローザー・山崎康晃を投入、福留孝介をようやくライトフライに打ち取ったとたん、ネフタリ・ソトが落球し3点を献上、最後は再び打席に立った梅野にタイムリー2塁打を打たれ「サイクルヒット」のオマケまでつけることとなった。


4月10日 広島×ヤクルト 2回戦 (マツダスタジアム広島)

広島3-15ヤクルト

3対3で迎えた10回表、試合が壊れる。9回から登板していた広島のクローザー・中崎翔太は10回表、ヤクルト・中村悠平のヒットを皮切りに1死満塁のピンチを招き2失点、たまらず広島ベンチは中田廉をマウンドに送ったがヤクルト打線の勢いを止められずこの回だけで3エラーが絡んで計12失点、この惨状に広島は戦意を失い、3試合続けて大量失点による惨敗を喫することとなった。


4月24日 日本ハム×楽天 5回戦 (札幌ドーム)

日本ハム15-5楽天

5対8で迎えた8回裏、楽天はリリーフした4人目・小野郁が大誤算、ランナーを出しては打たれる最悪のパターンでたちまち7点を失う大炎上、8点を失いながらも小刻みに反撃して3点差に追いすがるチームの逆転ムードに水を差す最悪の登板となってしまった。


5月編集

5月3日 ソフトバンク×楽天 6回戦 (ヤフオクドーム)

ソフトバンク12x-11楽天

6対8、楽天リードで迎えた6回裏、ソフトバンクは楽天の3人目・森原康平からジュリスベル・グラシアルが3点本塁打を放ち逆転し、8回に甲斐野央を投入して逃げ切りを図るが楽天の代打・山下斐紹と1番・茂木栄五郎に本塁打を浴びたちまち同点、10回にも両チーム1点ずつを取りあい、迎えた12回裏、1死満塁からアルフレド・デスパイネが楽天・高梨雄平からサヨナラ打を放ち、乱戦にケリをつけた。

このカードでの次の対決となった5月8日、9日の楽天生命パーク宮城での試合は、2試合連続でソフトバンクが楽天にサヨナラを喰らう羽目となった。特に8日の試合では、ソフトバンクが最大7点のリードを保っていたのだが、楽天の新外国人・ブラッシュの活躍もあって追い付かれ、最後はドラフト1位ルーキー・辰己に逆転サヨナラタイムリー2塁打を打たれるという、抜きつ抜かれつの展開となった3日の試合とは全く異なる展開となった。楽天としては、球団史上最大となる7点差を逆転したのだが、この1週間後にこれを上回る逆転劇を演じる事になろうとは一体誰が想像できたんだろう・・・


5月10日 巨人×ヤクルト 7回戦 (東京ドーム)

巨人19-7ヤクルト

5対0、ヤクルトリードで迎えた4回裏、ヤクルト先発・小川泰弘がくずれる。突如くずれた小川はこの回連打を浴び5失点、続投した5回も5点を失いKOされた。ヤクルト打線は6,7回に1点ずつを取り返し反撃ムードを作るが、7回にリリーフした風張蓮が1死も取れずに満塁のピンチを招くと、後を継いだ中尾輝も連打を浴びたあげく巨人・田中俊太に満塁本塁打を浴び8点を献上、8回にも坂本光士郎が1点を失い大敗した。


5月14日 楽天×日本ハム 7回戦 (楽天生命パーク宮城)

楽天1-13日本ハム

1対4、日本ハムリードで迎えた8回表、楽天3人目の戸村健次がゲームを壊した。この回登板した戸村は日本ハムの7番・石井一成に2点本塁打を浴びるとランナーを出しては打たれるパターンをくりかえしこの回9失点、6回を2点に抑えゲームを作った楽天先発・釜田佳直の好投をふいにした。

なお、翌日は日本ハムが最大8点をリードしていたが、楽天打線に徐々に追い付かれ、最終的に延長11回までもつれ込んだ末に9x-8となり大逆転サヨナラ負けを喫するという、まさに因果は巡るかのような展開となった。この逆転劇は4.18事件の再来とも言われている。また楽天は、ほんの1週間前にソフトバンクから最大7点差を逆転していたが、今度はそれを上回る8点差を逆転するという、日本ハムにとっては悪夢の再来でもあった逆転劇となった。


5月15日 巨人×阪神 8回戦 (東京ドーム)

巨人8-13阪神

巨人先発・菅野智之が初回からくずれる。1回表、阪神・糸井嘉男に2点本塁打を浴びると、5回に福留孝介、6回にも木浪聖也、大山悠輔に1発を浴び、この6回途中10失点でKOされた。一方の阪神も先発・岩田稔がピリッとせず、2,3回に各1点、4回にも2点を失い、この回途中でマウンドを降りることとなった。両チームともこの後も失点を重ね、阪神に梅野隆太郎の1本を加えて5本、巨人の石川慎吾、丸佳浩に2本の計7本塁打が飛ぶ乱打戦となった。


5月17日 阪神×広島 7回戦 (阪神甲子園球場)

阪神2-10広島

6回終了時点で2対1で阪神がリードしていたが8回表に阪神先発・西勇輝が逆転を許し2対3となる。この時点では勝負はまだわからなかったが、9回表にリリーフした島本浩也、守屋功輝が登板過多の疲れもあったのか、めった打ちを食らい7点を取られ2対10で敗れた。

余談だが、この日は金曜日で『れい&ゆいの文化放送ホームランラジオ!』の生放送日だったが渡部優衣は別仕事で休みだった。


5月25日 ヤクルト×中日 11回戦 (神宮球場)

ヤクルト3-10中日

3-5、中日リードで迎えた8回表、中日はヤクルトの4人目・スコット・マクガフ、5人目・風張蓮を攻めこの回5点、不振にあえぐヤクルトの息の根を止めることに成功、一方のヤクルトは投手陣の不調が響き大敗、泥沼の10連敗を喫した。


5月26日 ヤクルト×中日 12回戦 (神宮球場)

ヤクルト8-10中日

泥沼の連敗にあえぐヤクルトは打線が奮起青木宣親、山田哲人、ウラディミール・バレンティンの3連続本塁打などで一時は6-2とリードするが、先発・高梨裕稔が不調、高梨は4回表に2点を失うと、5回表にも同点に追いつかれたあげくスティーブン・モヤに3点本塁打を浴び計9失点、この回限りでKOされた。ヤクルトは5回裏にも2点を返し1点差のまま息詰まる展開がつづいたが、9回表に5人目・梅野雄吾が1点を失いジ・エンド、いつ果てるかわからない地獄の11連敗を喫した。


5月30日 ヤクルト×広島 9回戦 (神宮球場)

ヤクルト0-13広島

泥沼の連敗にあえぐヤクルトはエース・小川泰弘が初回から3点を失うと、4回1点、5回にも3点を失い、この回途中でマウンドから引きずり降ろされた。その後もリリーフした3人目・風張蓮が6回に田中広輔に3点本塁打、4人目・山中浩史がサビエル・バティスタに2点本塁打を浴びるなど投手陣が崩壊この試合で計13点を失う惨状となった。一方の打線も広島先発・山口翔に7回1安打に抑えられ無得点、高卒2年目の投手に初勝利を献上する屈辱の14連敗となった。

広島はこの試合で今季最多得点&5月の月間勝利数が球団最多の19勝になった。


6月編集

6月4日 ロッテ×阪神 1回戦 (zOzOマリンスタジアム)

ロッテ3-11阪神

3-4、阪神リードで迎えた8回表、ロッテは4人目・西野勇士が糸井嘉男に本塁打を浴びて2点を追加されると、9回表には5人目・ジョシュ・レイビンが阪神・ジェフリー・マルテに本塁打を浴びまず1点、以後、めった打ちにあい、あっという間に4点を失った。ロッテは不安定なピッチングを見せる阪神先発・ランディ・メッセンジャーを攻めきれずに中継ぎ陣が崩壊、大敗を喫した。


6月7日 中日×楽天 1回戦 (ナゴヤドーム)

中日13-3楽天

1点を先取した中日が2回裏にも藤井淳志の今季初本塁打で3点を追加、その後も3回を除くイニングも楽天が自滅したことにより得点を加え、最終的に10点差をつける大味な試合となった。楽天は中日と同じ12安打を放ちながら、与四球の多さとエラー2つが重なったことにより大敗、最後まで中日投手陣をくずしきれなかった。


6月8日 阪神×日本ハム 2回戦 (阪神甲子園球場)

阪神5-10日本ハム

2点を失ってはいたが試合を作っていた阪神先発・岩田稔が7回にくずれる。連打を浴びた岩田は2点を失い2死満塁のピンチをまねくと清宮幸太郎に押し出しの四球を与え降板、急遽リリーフした馬場皐輔も流れに飲み込まれて渡邉諒に満塁本塁打を浴びこの回計7失点、8回にも1点を失い一時は0-10となる。阪神は8回に北條史也が2点本塁打を放ち、9回にも3点を返すが反撃があまりにも遅すぎた。


6月9日 巨人×ロッテ 3回戦 (東京ドーム)

巨人11-3ロッテ

6-2、巨人リードで迎えた8回表、ロッテは不安定なピッチングを見せる巨人の3人目・澤村拓一を攻めまず1点、降板後も4人目・高木恭介を攻め1死満塁、一打逆転のチャンスを作ったが代打・井上晴哉が併殺打に倒れると、その裏、登板したロッテ4人目・チェ・グァンユウ、5人目・田中靖洋がランナーを出しては打たれるパターンをくりかえし巨人・阿部慎之助にとどめの3点本塁打を浴び勝負を決められてしまった。


6月13日 楽天×ヤクルト 3回戦 (楽天生命パーク宮城)

楽天3-11ヤクルト

3-2、1点リードで迎えた楽天は8回に3点を取られ逆転を許した4人目・青山浩二、9回に投入した5人目・西宮悠介が命取りとなった。9回表、2点リードされた場面で登板した西宮は無死満塁のピンチを招くとウラディミール・バレンティンにタイムリー内野安打を皮切りに連打と四球によって傷口を広げこの回計6失点、勝負を決められてしまった。一方で楽天打線も11安打を放ちながら得点は5回の3点のみという効率の悪い攻めが目立ち、調子が悪く、たびたびピンチを招くヤクルト先発・小川泰弘を攻めきれなかった。


6月14日 楽天×広島 1回戦 (楽天生命パーク宮城)

楽天11-2広島

広島先発・床田寛樹が初回からくずれる。1回裏、茂木栄五郎に先制本塁打を浴びた床田は、ジャバリ・ブラッシュに3点本塁打、ゼロース・ウィラーに本塁打を浴びこの回5点、2回も立て直せずに2点を失いKOされた。2回に2点を返した広島ベンチは反撃を期待して2人目に薮田和樹を投入するが流れを止めることができず、3回1点、4回1点、5回2点を失い、敗戦処理になってしまった。なお、楽天の方はこの試合で球団新記録となる1試合7本塁打のチーム記録を打ち立て、特に浅村は史上36人目となる全球団から本塁打の大記録を達成。浅村は西武時代の2015年9月22日のオリックス戦で史上10人目となる全打順本塁打も達成していたので、全球団から本塁打と全打順本塁打の両方を達成した史上2人目の選手となった。


6月14日 西武×ヤクルト 1回戦 (メットライフドーム)

西武11-1ヤクルト

3-1、西武リードで迎えた4回裏、ヤクルト先発・デビッド・ブキャナンがくずれる。連打と四球で4点を失ったブキャナンは1死満塁のピンチに西武の6番・中村剛也に満塁本塁打を浴びこの回だけで8失点、勝負を決められてしまった。先発投手難のヤクルトは5回もブキャナンが続投、残る3イングを左腕・山田大樹が投げる悲惨な状況となった。


6月18日 中日×西武 1回戦 (ナゴヤドーム)

中日2-16西武

2-4、西武リードで迎えた5回表、中日先発・阿知羅拓馬がくずれる。阿知羅はこの回先頭の外崎修汰に本塁打を浴びると1死満塁のピンチを招き栗山巧の2点2塁打を浴びマウンドから引きずり降ろされ、なおも1点を追加された。中日3人目・伊藤準規も7回につかまる。ランナーを出しては打たれるパターンをくりかえし一挙8失点、投手陣の乱調に戦意をなくした中日はなすすべなく大敗を喫した。


6月21日 ヤクルト×ロッテ 1回戦 (神宮球場)

ヤクルト3-12ロッテ

背信投球が続くヤクルト先発・デビッド・ブキャナンがまたもくずれる。2-3、ロッテリードで迎えた5回表、ブキャナンは無死満塁のピンチを招くと井上晴哉に2点タイムリ―を浴び降板、急遽リリーフした新人・久保拓眞もロッテ・菅野剛士に3点本塁打を浴びこの回5失点、勝負を決められてしまった。ヤクルト打線は5回裏に1点を返すものの、精彩を欠いた投手陣は登板過多もたたって7,8回にも1点ずつを失い、いつ果てることのない苦しい戦いが続いていくこととなった。


6月22日 横浜DeNA×楽天 2回戦 (横浜スタジアム)

横浜DeNA9-11楽天

試合はDeNA先発・大貫晋一の乱調ではじまる。1回表、1死も取れずに4点を取られ、満塁のピンチを招くと、DeNAベンチはこの回8人目のバッター・太田光を前に早くも2人目・進藤拓也を投入、さらに2点を追加された。楽天先発・古川侑利もひどい。DeNAの反撃を許した1回裏、4点を許した古川は1死満塁のピンチを残したたまKO、楽天はさらに3点を追加され、7-6とDeNAリードで、ようやく1回が終了した。

乱戦はさらに続いた。両チームとも4回裏、5回表に2点ずつ取りあうと、8-9、DeNAリードで迎えた7回表、山下斐紹が2点本塁打を放ち逆転、DeNA・大貫は1回裏、楽天・古川は7回表に、それぞれ敗戦投手を免れることとなり、8回表にも1点を加えた楽天がまれに見る乱戦を制した。


6月28日 横浜DeNA-広島 10回戦 (横浜スタジアム)

横浜DeNA13-3広島

3-3、同点で迎えた5回裏、広島先発・大瀬良大地は初回からの悪い流れを断ち切れずにネフタリ・ソトに3点本塁打を浴びると、1点をさらに献上し、この回途中マウンドから引きずりおろされた。頼みのエースが背信KOされた広島ベンチはこの試合をあきらめ、4人目・中村佑太がめった打ちにあって7回4点、8回1点を失っても続投、中村はさらし者となってマウンドに立ちつづけた。


7月編集

7月26日 西武―日本ハム 16回戦 (メットライフドーム)

西武7-12日本ハム

2-7、日本ハムリード迎えた5回裏、日本ハム3人目・公文克彦が満塁のランナーを残し降板すると、4人目・井口和朋が西武・山川穂高に2塁打を浴びまず3点、続く中村剛也に2点本塁打を浴びたちまち同点に追いつかれた。押せ押せムードの西武は、しかし、6回表に登板した3人目・森脇亮介が乱調、2死から太田泰示、近藤健介に連打を浴び、中田翔を歩かせると、4人目・平井克典が渡邊諒に3点3塁打を浴びたあげくさらに1点を献上、7回表にも1点を加えられる悲惨なゲームになってしまった。


7月27日 中日-横浜DeNA 15回戦 (ナゴヤドーム)

中日3-12横浜DeNA

中日先発・松坂大輔の背信投球により勝負は1回で決まった。松坂は立ち上がりから4連打を浴び2点を献上、5番・宮崎敏郎を討ち取ったものの8番・石田健太、9番・石川雄洋にもタイムリーを浴び1番・乙坂智にヒットを浴びて再び満塁のピンチを招いたところでようやくマウンドからひきずりおろされた。が、時すでに遅く中日はさらに2点を追加され、2回にも4点を失う惨劇となった。打線はその後3点を返すがチームは8連勝の後に8連敗を喫する珍記録を作ることとなった。


7月28日 巨人-阪神 16回戦 (東京ドーム)

巨人16-4阪神

阪神先発・岩田稔が初回からくずれる。制球に苦しむ岩田は1-1の同点後、6番・岡本和真に押し出し四球を与えた後アレックス・ゲレーロに満塁本塁打を浴び4点を献上、この回さらに1点を追加された。続投した岩田は3回にも2点を失いこの回限りでKO、リリーフした投手陣の制球難もあって阪神は失点を重ね、炭谷銀仁朗に2本の本塁打を浴びるありさまとなった。


8月編集

8月1日 西武-ソフトバンク 17回戦 (メットライフドーム)

西武10-11ソフトバンク

西武・松本航、ソフトバンク・大竹耕太郎と両チームの先発投手が3回持たずにKOされると、両チームの中継ぎ投手陣も崩壊、点を取りあう壮絶な試合となった。9-9で迎えた7回表も西武4人目・デュアンテ・ヒースがつかまり2点を勝ち越されると、ソフトバンク5人目・高橋純平も1点を献上、両チームとも二桁失点に苦しむ大味なゲームとなった。


8月9日 巨人×ヤクルト 18回戦 (東京ドーム)

巨人10x-9ヤクルト

7月当時独走していた巨人だったが低迷により上位混戦状態にまで発展した中最下位ながら打線が侮れないヤクルトと激突。

巨人は先発の今村信貴がヤクルトのバレンティンによる3ランホームラン等で早急にKOし4回まで7点奪い巨人打線もヤクルト先発小川泰弘に4回までパーフェクトゲームに抑えられていた。

だが4回に巨人の主将坂本勇人のソロホームランを皮切りに反撃開始。6回までに計3本のホームランで5点返した。

その後8回に山田哲人のタイムリーで再び点差を開くが8回裏に小川から変わった助っ人投手ハフがいきなりゲレーロにソロホームランを打たれるとランナーを2人溜めた所で近藤一樹に交代。そしてこの日ホームランを1本打っている巨人の4番岡本和真に3ランホームランを打たれ同点にされる。

試合は延長にもつれ込み延長10回裏、1死満塁の状態で亀井善行がヤクルトのクローザーのマクガフからサヨナラ犠牲打を決め7点差からの大逆転勝利を掴んだ。ちなみに勝利投手は10回を三者凡退に抑えた新外国人のルビー・デラロサであった。

余談だがこの日はセ・リーグのみの試合日であり当時のBクラスだった中日と阪神が共にAクラスであったDeNAと広島相手に序盤は優勢で「セ界圧縮」が期待される展開だったがいずれも二桁得点を取られ逆転で破れる結果となっていた。


8月14日 ヤクルト-横浜DeNA 21回戦 (神宮球場)

ヤクルト15-2横浜DeNA

DeNA先発・濱口遥大が立ち上がりからくずれる。1回裏、ノーアウト1,2塁のピンチを招いた濱口はヤクルトの山田哲人に3点本塁打を浴びると1死から3連打を浴び1点を献上、大引啓次にも3点本塁打を打たれ計7失点、濱口はこの回限りでKOされ、2人目・齋藤俊介以降リリーフした投手が全員敗戦処理となる惨状となった。3連敗にあえぐDeNAは打線も元気がなく、ヤクルト先発・石川雅規に7回まで無安打無得点に抑えられ8,9回に1点ずつを取り返すのやっとだった。


8月14日 楽天-ソフトバンク 19回戦 (楽天生命パーク宮城)

楽天3-12ソフトバンク

立ち上がりから楽天投手陣がジリジリと失点を重ねる。首位・ソフトバンクとの大事な試合に先発した楽天エース・則本昂大は4回までに毎回失点し6点を献上、リリーフした左腕・辛島航も5回1点、4点を失い試合を決められると、8回にも小野郁が1点を失う惨状、7,9回以外のイニングに点を失う惨敗となってしまった。


8月15日 西武-オリックス 21回戦 (メットライフドーム)

西武8-20オリックス

2回に先発・本田圭佑がくずれた西武は4回までに12点を失う一方、5回裏には源田壮亮、森友哉、中村剛也の3者連続ホームランで反撃、以後も5点を返すがそれ以上に失う点が多く計20失点、繰り出す投手全員が打ちこまれる悲惨な試合になってしまった。


8月17日 ソフトバンク-西武 18回戦 (ヤフオクドーム)

ソフトバンク8-13西武

ソフトバンクは2回にくずれたエース・千賀滉大の乱調が誤算となった。2回表1死から千賀は突如くずれ、ランナーを出しては打たれるパターンをくりかえし計9失点、この回限りでKOされた。ソフトバンクはその後もリリーフした笠谷俊介が4,6回に2点ずつを失い合計13失点、一方的な試合となった。一方で西武先発・高橋光成に完封ペースを許していたソフトバンク打線は、8回裏、高橋をとらえまず6点、9回裏にも左腕・小川龍也を攻め2点を取り返す意地を見せた。


8月21日 ソフトバンク-オリックス 19回戦 (ヤフオクドーム)

ソフトバンク4-14オリックス

パ・リーグ首位を走るソフトバンクはこの試合5回までは4-2とリード、しかし、先発・高橋礼が6回表に突如くずれ1死2,3塁のピンチを招くと、リリーフした松田遼馬も抑えきれずに逆転を許し、以後、登板した投手全員が最下位・オリックス打線にめった打ちを食らい、毎回大量失点を喫する痛い敗戦になってしまった。


8月25日 西武-楽天 17回戦 (メットライフドーム)

西武2-14楽天

西武は3人目・カイル・マーティンが大乱調、2-7で迎えた8回表、西武の強力打線をもってすれば5点差でも逆転の可能性があったが、マーティンは四球を出しては打たれる最悪のパターンをくりかえして4点を失いこの回計5失点、9回にも5人目・国場翼が2点を失う惨敗となった。


8月28日 日本ハム―西武 23回戦 (釧路球場)

日本ハム8-10西武(8回コールド)

7-6、日本ハムリードで迎えた6回表、日本ハム4人目・生田目翼は2死からランナーを出すと連打と味方守備のまずさもありたちまち3失点、両チームはその後も1点ずつを取りあうが、想定外の打撃戦に地方球場の装備の悪さも重なって8回1死、西武・森友哉が本塁打を放った時点で試合は打ち切り、日本ハムは痛い星を落とすことなってしまった。


8月29日 巨人-広島 23回戦 (東京ドーム)

巨人12-4広島

必勝態勢の広島はエース・大瀬良大地が大誤算、2回裏に2点を失った大瀬良は立ち直ることができずに3回裏めった打ちにあいKOされると、この回計10失点、試合を決められてしまった。


9月編集

9月19日 横浜DeNA-広島 25回戦 (横浜スタジアム)

横浜DeNA11-8広島

広島にとって2017年5月6日の「血涙の9点差」を思い起こさせる悪夢の試合となった。

広島先発・床田寛樹は7-0、広島リードで迎えた6回裏突如くずれ、1死1,2塁からDeNA・ネフタリ・ソトに本塁打を浴びまず3点、なおも立ち直ることができずに満塁のピンチを招きKOされ急遽九里亜蓮がマウンドに上がると、その九里が梶谷隆幸に本塁打を浴び、たちまち同点に追いつかれる惨状となった。試合は両チームとも8回に1点ずつ取りあい延長戦に突入、11回裏、リリーフした広島・今村猛が再びソトに3点本塁打を浴びジ・エンドとなった。


9月20日 オリックス-ロッテ 24回戦 (京セラドーム大阪)

オリックス11-8ロッテ

初回からお互い4失点するなど序盤から乱打戦に。

だが2回にオリックスが2点勝ち越すと以後は5回までスコアボードが0で並んだが6回にオリックスが2点追加すると再び点の取り合いに。

終わってみれば両チーム2桁安打の乱打戦になったが結果的にオリックスが逃げ切った。


9月21日 ヤクルト-中日 24回戦 (神宮球場)

ヤクルト2-14中日

この日はヤクルトにとっては館山昌平と畠山和洋の引退試合として記念になる筈だった。

だがヤクルトのドラフト1位ルーキー清水昇が3回に木下拓哉と高橋周平にホームラン2本許し5失点を喫する等投手陣が大炎上。

ヤクルト打線も中日先発柳裕也の前に6安打(うち1安打はこの日最後の打席となった畠山によるもの)2点に抑えられ7回以降も後続に完全に抑え込まれた。

ヤクルト投手陣もまた踏ん張れず9回に6番手の近藤一樹が阿部寿樹にホームランを打たれる等4失点を喫し大敗。

この結果ヤクルトは対中日戦の同一カード負け越しが決まり交流戦を含め全球団に負け越しという非常に不名誉な記録を作ってしまった。


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