本記事に直接関係のないものの追記はご遠慮下さい。また、記事の私物化はお止め下さい。
pixiv上での表記
公式には「911 R」だが、pixiv百科事典ではスペースを入れた記事は作品とのリンクが出来ない(いわゆる「スペース入り記事」)為、便宜上「911R」と表記している。
概要
ポルシェ(Porsche)が生産した911 Rは、一口に「911 R」というと2つのモデルがあり、911シリーズの初代である901型と、それの7代目である991型(厳密にはそれの前期型である991.1型)が存在する(2023年1月現在)。
ポルシェ公式がYouTubeに投稿した動画のサムネでは、左奥に901型の911 R、右手前に991型の911 Rが映っている。
901型911 R
参考資料:901型911 カレラ
901型911 Rについて触れる前に、901型の「シリーズ」について記述する。
901型は「Oシリーズ」→「Aシリーズ」→「Bシリーズ」→(以下アルファベット順でLまで続く)という具合に変遷しており、901型911 RはそのうちのAシリーズに属する。
901型911 Rは1967年に22台の限定生産という形でデビュー。レース、ラリー特化の特殊モデル。
基本的なビジュアルは901型911 カレラ(Carrera)と大差はなく、テールランプの意匠が丸目のものを片側に2個、合計で4個並べた感じとなっている。
中身についてはOシリーズのものから多少の変更が加えられ、レースに出る為の必要要素が散りばめられた。徹底的な軽量化のお陰で車重は800kgという驚異の軽さを実現。
エンジンはポルシェ毎度の水平対向6気筒エンジン。911シリーズの初代~4代目は空冷エンジンだが、901型911 Rもその例にもれず空冷式のエンジンである。最高出力は210ps/8000rpm、最大トルクは21kgf・m(≒206Nm)/6000rpm。
詳細こそ割愛するが901型911 Rは数々のレースで輝かしい戦績をおさめたほか、諸事情で本来出場予定でなかったモンツァ・サーキット(イタリア)でのレースに急遽参戦した結果、当時としてはとんでもない記録を樹立する等、ポルシェのモータースポーツ史においても偉業と言えるあれこれを成し遂げた。
991型911 R
2016年デビュー。991台の限定生産
ビジュアルは991.1型911 GT3からウイングをなくした感じ。リアバンパー中央部から露呈する2本のエキゾースト、フロント周りの意匠は991.1型911 GT3とまんま同じである。リアウイングがなくなったトランクリッドは991型911シリーズの標準的なモデルと同じ様な意匠となっており、991型911 Rは、言うなれば991型911 カレラのチューンアップモデルである。
中身については991.1型911 GT3や同型911 GT3 RSとよく比較されるが、本モデルは以下の様な特徴を有する。
- ベースマシン: 991.1型911 GT3
- トランスミッション: 専用開発の6速MT (先代のオマージュか)
- エンジン: 991.1型911 GT3 RSのもの (4L H6エンジン 最高出力:500ps)
- クラブスポーツパッケージ(Club sport Package): ロールケージ等の装備は無し
- シート: 2シートのフルバケットシート (ベースグレードは4シート)
ともかく、マニアからすれば待ち侘びた1台と言えよう。
pixivでのイラストについて
2023年1月7日11時30分(日本時間)現在、911 Rのイラストは少ない為ユーザーからの投稿が待たれる。
また、仮にイラストが増えたとして検索をかける場合は911Rよりも911 Rの方が、数がヒットするだろう。
関連タグ
911GT3→991型911 Rから見た時、似て非なるグレード。
外部リンク
※Wikipediaには991型911 Rの情報は無い為注意。