概要
ProductionIGとAniplex原作のアニメ「BLOOD+」の監督藤咲淳一氏自らが執筆した後日談小説。
アニメおよび小説ラストに登場したディーヴァの双子の娘達を主人公としている。
あらすじ
東京の米軍基地の近くの町で義父のカイと共に暮らす双子姉妹の音無響と奏。
高校生となった姉妹は、性格の全く違うお互いと義父との関係、自分の将来に思い悩んでいた。
やがて学生達の間で流行している謎の薬「#(シャープ)」を巡る騒動に巻き込まれた事をきっかけに、二人は自分達に課せられた運命と事実を知ることになる。
主な登場人物紹介
音無響(おとなし ひびき)
リクとディーヴァの間に産まれた双子姉妹の姉。カイと小夜の姪にあたる。
小夜と同じく赤みの強い茶褐色の瞳に短髪の持ち主で、伊達眼鏡をかけている。
都立高校に進学している優等生だが、年頃の少女らしく家族との関係や自分の将来に悩んでいる。
音無奏(おとなし かなで)
リクとディーヴァの間に産まれた双子姉妹の妹。カイと小夜の姪にあたる。
ディーヴァと同じく青い瞳に長髪の持ち主。
立川にある私立高校に進学しているが、勉強よりも友達関係を優先する自由奔放な性格で、将来は歌手になりたいと思っている。
年頃の少女らしく家族が鬱陶しいと感じる所もあり、響とは度々衝突することもある。
宮城カイ(みやぐすく かい)
前作『BLOOD+』にも登場した小夜の義兄でリクの実兄。響と奏の義父(系図上は伯父)
当初は姉妹と共に沖縄で暮らしていたが、二人の将来を考えて東京に引っ越している。
亡き父・ジョージの店である大衆居酒屋「OMORO」を営みながら姉妹を見守っている。