概要
CGN-42とは、アメリカ海軍が計画していた原子力ミサイル巡洋艦である。バージニア級原子力ミサイル巡洋艦にイージスシステムを搭載した原子力イージス艦として構想され、1970年代終盤に5隻の建造が予定されていた。
元々は計画中止となった「原子力打撃巡洋艦(CSGN)」計画の後釜。ちなみにCSGNは8インチ砲やスタンダードミサイルの他、アングルドデッキを備えてヘリコプター2機とVTOL機6機の運用能力を持たせた航空巡洋艦という米国面満載な計画だったが、当然のように高コストであっけなく計画中止となった。
そしてCSGNの代わりとして計画されたのがこのCGN-42であるが、途中で建造予定数が1隻に減らされた挙句、その1隻も建造を取りやめられ、建造されなかった。