概要
Celldwellerはアメリカ・ミシガン州・デトロイトで主に活動しているスコット・アルバートこと、クレイトン(上の画像参照)によるインダストリアル・メタル(簡単に言えば電子楽器とロックを融合させた音楽)音楽プロジェクトである。Celldwellerという名はクレイトンの自宅の地下のスタジオ、Cell(小部屋、独房)のDweller(住人)という意味で付けられた。
イタリア系アメリカ人。クリスチャンの家庭で育ち、弟がいる。現在は3児(双子の男児とその下に男児)の父。ロボットや宇宙、恐竜が好きらしく、それらをMVに登場させたりスタジオを宇宙船内風に設計したりしている。
様々な楽器に精通しているマルチプレイヤーであるクレイトンは1999年、以前まで活動していたインダストリアル・バンドを解散し、Celldwellerとしての活動を開始した。
どの曲も一つ一つが強烈なインパクトを放っており、ロック好きにはたまらない曲ばかりとなっている。
たとえロックに興味がない人でもかっこいいと思うことはあるだろう。
作曲、演奏、リミックス、DJやライブなど多方面で活躍し、また、映画やゲーム、トレイラーやテレビ番組に楽曲を提供している。日本ではあまり馴染みのない音楽プロジェクトだが、最近ではデッドライジング2、デッドライジング3のBGMに使用されていることが有名だろうか。
余談だが、デッドライジング2のエンディング曲である「kill the sound」はクレイトンがデッドライジングのためだけに制作した曲である。
しかし残念なことに、このCelldwellerのCDには日本盤がない。
活動経歴
1999年 Celldwellerとして活動を開始する。まず3曲のデモ曲と2曲のトランス楽曲が収録された限定版EPを発売。すぐに完売した。
2003年 ファーストアルバムリリース。
2004年 Just Plain Folks Music Awardsの7つのアワードである「アルバム・オブ・ザ・イヤー」「プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」「インダストリアルアルバム・オブ・ザ・イヤー」「メタルソング・オブ・ザ・イヤー」「ベストインダストリアルロックソング(2曲)」「ベストロックソング」を見事受賞した。セカンドアルバム製作開始。
2008年 短いインスト曲集のCDをリリース。ゲームなどに使われることを想定して作られている。実際にデッドライジング2にてその一部が使用された。
2009年 セカンドアルバムリリース。また、この頃にデッドライジング2のエンディング曲である「Kill the sound」の製作が始まっていた。
2010年 Celldwellerとして初めてのライブを開催する。
2011年 4月にアメリカにて大発生した竜巻災害による救済を目的として同年5月に売り上げの20%を赤十字に募金した。
2012年 ライブで披露した曲の音源を収録したCDをリリース。
2013年 ファーストアルバムのリリース10周年を記念して、このアルバムを5月に豪華2枚組のアルバムとして再発売された。この頃、デッドライジング3のための楽曲の製作に乗りかかる。さらにセカンドアルバムのテーマを元に構想された小説を発表する。そして新しいプロジェクトとしてアーティストVarienとのユニット「Scandroid」での活動を開始した。
2014年 活動中。
2015年 YouTubeに曲をupするなど、精力的に活動している。
2016年 新曲をYouTubeにupした。最近少し肥えた。
2017年 4thアルバム「Offworld」リリース。
2022年 5thアルバム「Satellites」リリース。スタジオ移転時のトラブルやコロナ禍等でリリースに時間がかかってしまったとX(旧Twitter)に投稿している。