概要
1982年5月13日 東京都八王子市生まれ。本名は田野倉 智文(たのくら ともふみ)。
芸名の「ケミカル」は小3の時、第2回「ケミカルウォッシュジーンズ選手権」で優勝したことがきっかけで「ケミカル」というあだ名で呼ばれるようになったことから。(参考サイト:イオンモール新居浜ライブイベントインタビュー/PATi PATi WEB~イトウアキ走る!!~ 2009/12/09)
DJながら「真剣にやっていると真顔で暗い感じになってしまう」という理由でテレビやライブでDJプレイを披露することは殆どなく、基本的にはファンキー加藤とモン吉が歌う後ろのDJブースで手を振ったり踊ったりしているだけとなっている(トラックメイキングにはきちんと参加している)。ただし、DJとしての実力は相当なもので、ファンモン結成と前後して六本木にあるクラブから指名が来るほどであり、モン吉からも兼任して良いと言われたが「グループ活動に専念したい」と断っている。
実家は八王子市内にある時宗の寺院で、嘉元2年開創という古い寺である。ケミカル本人も僧侶兼ミュージシャンとして長年活動していたが、2013年に芸能界から引退し完全に住職として勤めることとなった。
来歴
2000年11月、「モテるかもしれない」と勘違いしてDJを始めるも一度挫折。その後先輩にdisされたことで本気になり、西東京を中心にDJとして多くのライブハウスを回るようになる。
もともとモン吉の弟と友人で、彼に誘われてライブに行ったことでモン吉のファンとなり交流を持つようになった。
2004年の元日、モン吉・ファンキー加藤とFUNKY MONKEY BABYSを結成。結成後もしばらく正式にメンバーにはなれず、半ばパシリのような扱いのまま活動していたという。
音楽活動と並行して、将来的に実家の寺を継ぐべく(アルバイトで)副住職としてお経を上げたり、海外に修行に出かけたりしていた。メンバーの二人からも了承を得ており「DJケミカルが寺を継ぐことになったら解散する」ということが三人の中で決まっていたという。
2012年4月8日(釈迦の誕生日、「花まつり」の日)に元ミュージシャンの女性と結婚したことを発表。本人曰く「不動明王のような厳しさと慈悲深さを兼ね備えている」女性とのこと。
2012年11月、「FUNKY MONKEY BABYS」の解散と、ケミカルの音楽業界からの引退を発表。
理由としてはケミカルが実家の寺を継ぐ準備に入るためであるとしており、またスポーツ紙の報道などによると、結婚を機に檀家から「早く跡を継いでほしい」という要望も多くなり、本人も苦悩の上の選択だったとのことである。
2013年6月をもって正式に解散・引退。
2021年3月11日放送のTBS『音楽の日』にて1日限りの復活。その後発表されたグループ再始動には合流せず、実家の寺の住職を現在も勤めている。