概要
『MEGAZONE23 Ⅲ』で登場した機体。
E=Xが所有する兵器であり、主人公エイジ・タカナカが搭乗していた。
前作の主人公機であるガーランドやプロトガーランドと同様に機体色が赤を基調としていてバイクから人型であるGフォームへと変形するが、外見が前作と比べると全体的にスマートで角ばっている。ちなみに当初は変形機能はロックされておりパイロットにもその存在が伏せられていて単なる大型バイクとして扱われていたが、初期配備分の3台中エイジ機のみエイジが自宅でいじっている最中に見つけてロック解除しており変形可能であった。(そのおかげもあって他の2機が早々に撃破され失われる中エイジ機のみがGフォームへの変型を果たしシオンのハーガンに撃破されずに生き残ることが出来た。)
武装はライフルや腕部ミサイル、ナイフ。特にナイフは本機を代表する装備となっており、作品世界内の機動兵器用としては数少ない接近格闘用の兵器で対オリジナルガーランド戦での切り札
にもなった(本機以外だと2作目に登場のGR-2にソードが装備一覧にはあり作中で装備についての言及はあるがこちらは実戦での使用シーンはない)。
また、従来のガーランドと互換性があるようであり、作中でプロトガーランドの残骸から取り出したデータユニットをE=Xガーランドのコクピットに接続して性能を上昇させる様子が描かれていた。
中盤では白を基調とした量産型E=Xガーランドも登場していたが、完熟訓練すら省略して足りない訓練をシステムへのプラグ接続で補っていきなり実戦というというかなり無理のある状態で出撃させられたためほとんど戦力とはならず オレンジ社のハーガン部隊に次々と撃破される等、やられメカという扱いであった。
立体化
ガーランドシリーズの中では本機だけが立体化の機会になかなか恵まれておらず固定式フィギュアが数種製品化されていただけで完全変形の製品の市販化は長くなかった。
そして、FREEing社から2018年に完成変形の完成品モデルの商品化が発表され注目を集めた。しかし、実際発売された商品は バイクと人型の2形態とも状態維持が困難で自立できず 関節保持力が低くてポージングも困難など不具合の多さから失敗作の烙印を押された。元々細身で一部フレームが露出する本機では箱型でドッシリした体格の他のガーランドと違いフレームへの負担が大きいのに本製品では高強度な代わりにコストのかかる金属製ではなく低コストだが強度の低い樹脂製が採用されたため強度不足であったこと、そして関節と変形機構にロック保持機構がなかったことが原因であった。