概要
入手しやすいつけペンの一種。
かつて、手塚治虫は速く描けるという理由で採用していた。
と云われるが、戦後、生産力が著しい低下の中にあって良品が入手しやすかったからとも言われる。そんなわけで昔の漫画家の必需品だった。
漫画入門本では神様からの伝統で必ずGペンを推奨しているが、今はいろいろな手段があるので一択というわけでもない。インクの扱いに不慣れな現代っ子だと、むしろ速度が低下するかインクをボタボタ落とすことになりやすいので慣れる覚悟が必要。
特徴
強弱が付け易いが、一定の太さの線を線画するのに熟練を要する。
ペンの構造上、下から上へ引こうとすると引っかかる。
また、インクの保持に表面張力を利用するため、インク垂れを引き起こしやすい。
G-penのG
これには諸説あり、A-pen.からZ-pen.のうちGペンが現在も生産されている説
日本に輸入した時にGが刻印されていたことから来た説。
Glus(接着)やGlass(ガラス)といった何かの頭文字説などがある。