概要
1902年に風鈴職人の佐々木定次郎によって考案されたペンである。
断面が「*」の様な形をしたガラスを筆状に伸ばして作られる。
一般的なつけペンと異なり、あらゆる方向にペン先が走るため書きやすく、墨汁も使うことができる。かつては事務用途に重宝されたが、ボールペンが普及されてからは殆ど使われなくなった。
見た目がお洒落であることから現在では工芸品として評価されており、飾って楽しむ人もいる。
また、イラストレーターの「しろくまななみん」、漫画家の「きくち正太」ら愛用者もいる。
注意事項
ガラスでできているため、無理な力を加えたり、ペン先を叩いてインクを落とそうとすると当然の事ながら割れるので注意が必要である(余分なインクを落とす際は、インク瓶の縁をそっと擦るようにして落とす事。また、インクを付ける際も瓶の底にペン先を勢いよくぶつけないように)。
素材が硬質ガラスの場合はいくらか割れにくいものの、加工しにくい分値段も張る。もちろん乱暴に扱うと割れてしまうので注意。
ほとんどのガラスペンはペン先と軸が同じガラスで出来ている一体型の為、割れると悲惨な事態になる。ガラスで出来ている分大事に扱うようにしよう。