GWR

ぐれーとうえすたんてつどう

英国本土の旧グレート・ウエスタン鉄道の略称。

概要

英国の旧4大鉄道会社の一つで、首都ロンドンとイングランド地方南西部・ウェールズ地方南部の間に路線網を展開していた。

日本では絵本やアニメなどでの言及で｢大西部鉄道｣とも訳されている。

1833年設立。

1923年の国内鉄道会社の4大グループ化でも独立を維持していたが、1948年に国有化されて英国国鉄西部局管轄の路線網となった。

現在グレート・ウエスタン本線が重要な基幹路線となっている。

余談

｢GWR｣という略称にちなんで、

• ｢神の素晴らしい鉄道」(God's Wonderful Railway)
• 初期の路線が目的地へ直進していなかったことから｢大遠回り｣(Great Way Round)
• 支線のいくつかは必要時に列車を随時臨時運行していたことから｢準備ができれば出発｣(Goes When Ready)

などとジョークのネタにされていた模様。

また英国本土南西部の行楽地へ向かう観光路線として｢休日線｣とも呼ばれていたとされる。

同社の塗装は独特のもので、機関車はインディアン・レッドの台枠(後に黒になった)に濃緑色の車体で、客車はチョコレートとクリームのツートーンが標準色であった。

関連項目

イギリス国鉄 イギリス 鉄道会社

グレート・イースタン鉄道(GER/大東部鉄道)