概要
HP5マリオとはその名の通り、HP5のマリオである。
マリオの初期HPは10であるが、レベルアップ時にHP、FP、BPにそれぞれステータスを割り振ることができる。
しかしストーリーを進めると、とある場所において一度割り振ったステータスを振り直すことができる。
ここで、HPを初期値である10以上から最低値の5に下げつつ、その分のステータスをFPやBPに大量に振り分けることで、常に「ピンチ」状態を作ることができるようになる。
通常プレイであればほとんどの攻撃で瀕死およびゲームオーバーとなるが、先ほどのステータス振り分けで常にピンチ状態にした上でピンチ状態に攻撃力が上がるバッジ『ピンチデガンバル』を大量につけることで、ほとんどの敵をワンパンできるダメージを叩き出すことができる。
(他のゲームでわかりやすく例えるなら所謂『背水』にあたる)
ただし、このプレイスタイルは例えラスボスだろうが裏ボスだろうがほぼ1ターンで瞬殺できるほどにゲームバランスを崩壊させるため、注意が必要である。
ピンチデガンバルとは?
HP5以下の時に攻撃力が2アップするという痴れ者バッジ。
必要BPは1とこのゲーム全体の中でもトップクラスに軽く、他の攻撃力を上げるバッジは4~6程度かかるものが多い。
なお、一つだけでなくいくつでもつけることが出来る(BP上限は99である)ため、50個付けた時点で防御力0の敵は確定99ダメージを与えほぼ瞬殺できる。
マリオの攻撃力を上げるバッジは他にも存在するが、『ペーパーマリオRPG』においてほとんどのバッジはゲーム内で手に入る数が制限されていたり、途方もないレアドロップを永遠に粘る必要がある等、同一バッジを大量に入手するのは難しいため、基本的にはせいぜい攻撃力5,6あたりが限界である。
しかし、このピンチデガンバルはゆうぎ場でミニゲームをこなすことで簡単に大量生産することができてしまう。
これにより、ミニゲームをこなす時間は必要なものの、ピンチデガンバルを大量に装備した上で残りのステータスをFPに軽く振り分ければHP5マリオの完成となる。
欠点として当たり前だがHPが少ないため、相手の攻撃を食らってしまえばこちらが即死する恐れがある。
防御力を上げるバッジやダメージを軽減するバッジ、相手の攻撃をたまに避けるバッジなどを重ねる必要がある。
さらにレベル72以降はどれだけFPとBPにステータスを割り振っていても限界値がきてしまい、結果的にレベルアップ時のステータス割り振りでHPアップのみしかできなくなるため、HP5マリオができなくなってしまう。
(一応、使用するとHPが1になってしまうアイテムがあるため再現できないことはないが、そもそもここまで育てたマリオなら普通にやったほうが早い)
ちなみに、HP5マリオはリメイク版でも健在であるが、ピンチデガンバルを交換するために必要なレートが上がり、多少ミニゲームに費やす時間が増える処置を受けた。
最強の裏ボス達も簡単に倒せてしまう、言わば『ヌルゲー』状態になってしまうが、笑えるぐらいにあらゆる敵を瞬殺できるマリオを見ることができるため、もし行う場合は自己責任で実施していただきたい。