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M110

えむひゃくじゅう

アメリカ陸軍が正式採用する半自動式狙撃銃システム。M14等のように銃単体の名称ではなく、M24のように銃以外も含めた狙撃システムの名称。

概要編集

イラク戦争開戦当時のファルージャ市内での戦闘でアメリカ陸軍は当時採用していたM24の構造上問題により単発狙撃状態になっていたこのに危機感を感じ、マガジンでの再装填が素早くできる狙撃銃を求めた。

その結果、過去に使用されたM21(M14)が復活した。

それに対し、M24の開発元のレミントンはマガジン脱着などの改良を加えたM24A2を出したが、これでも納得がいかず、米軍は新たな狙撃銃のトライアルを開始した。


トライアルの条件を簡単に述べると

  • 他弾数であること。
  • マガジン交換が可能なこと。

etc


これを受け、アメリカの銃器メーカー数社がトライアルに出品。

その中でAR-10の開発者ユージン・ストーナーなどが設立したKAC社が出品したSR-25の発展型を中心とした狙撃システムがM110 SASSとして採用された。

SR-25の主な改良点は別部品となっていたカートデフレクターをM4カービン等と同様にアッパーフレーム一体に、RASをURXに変更、マガジンキャッチ及びボルトリリースをアンビ仕様に。

採用以降はSR-25やMk11等もM110と同仕様に変更されている。


より軽量な半自動式狙撃銃への更新を目的としたCSASS(Compact Semi-Automatic Sniper System)トライアル(スポッター向けの速射、機動性重視のコンパクト狙撃銃)にてH&KG28Eの改良型が採用、G28Eを使用した狙撃システムはM110A1となる。

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