曖昧さ回避
概要
Lobotomy Corporation
10人いる「セフィラ(Sephirah)」と呼ばれる人工知能(A.I.)のうちの1体で、
主人公であるXを補佐する役割を担う。
誕生日は3月24日、身長163cm。
茶髪のボブカットで赤いカチューシャをしている女性。
ゲーム内で初日で会うことになるセフィラ。
楽天的で、ドジっ子。常にメモ帳を持ち歩ている。メモ帳にはやらなければならないことが全て書いてあるらしい。
ゲームの舞台であるロボトミー社は10の部門に分かれており、それぞれの部門から出される課題をクリアしていくことでストーリーが進み、部門が成長していく。
彼女の統括する「コントロールチーム」の課題を進めると、「ゲーム内時間速度が変更できるようになる」「メインルームへの集合指示が出せるようになる」などなど、単純にできることを増やしてくれる。
Library of Ruina
CV:イ・アルム(原語版) / 高森奈津美(日本語吹替版)
「歴史の階」の担当司書。
前作で最初に出会うセフィラだったが、本作でも最初に出会う司書である。相変わらずのドジっ子。
髪を切ったアンジェラとは対照的に肘までのロングヘアーになった。
精神的に不安定な所もあったが、成長した今作では都市の心の病の歴史と向き合っている。
一方、司書になってからは酔いつぶれては仕事をサボって逃げ出すネツァクを叱る苦労人属性がついた。
本作ではローラン同様、ユニットとして"接待"に出撃させることができる。
そのままでは戦闘能力のほとんどないひ弱なユニットだが、"本"を装備させることで強力なゲストとも渡り合えるようになる。
関連イラスト
LobotomyCorporation
Library of Ruina
関連タグ
ネタバレ注意
経歴
「人工知能」とは上述したが、マルクトをはじめとするセフィラたちにはそれぞれモデルとなった人物が存在しており、人格や記憶等はそのモデルのものを引き継いでいる。
マルクトの場合、"旧ロボトミー社"の創設メンバーであった女性「エリヤ」がそのモデルである。
また、人間のように見える容姿も「認知フィルター」というもので女性の姿に見せているだけで、本来の姿は黄色い単眼とMALKUTHの文字、ヘアバンドにも見える赤い装飾のついた四角い箱に手足のついたロボットである。
手には機械となった今でも、下記の人間だった頃と同じくメモが握られている。
ロボトミー社の創設者であるAの元で働いていた彼女は楽天的な性格で、情熱にあふれていたが決して能力があるわけではなく、メモ帳で予定を書き留めるなどして対策はしていたものの勤務の際にミスを犯すことが少なくなかった。
当時のロボトミー社では「コギト」と呼ばれる薬品を用いた実験が行われていたが、上記のように未熟である彼女にその実験への参加は許可されなかった。
それに焦ったエリヤはAを説得に向かうがそれが聞き入れられることもなく、それでも諦めきれない彼女は「コギト」を無断で持ち出して服用。
しかし、コギトは現段階では人体に投与してはならない危険な薬物であったため、それを服用したエリヤは苦痛にのたうち回り失神。
Aが発見した頃には、苦痛で掻き毟ったことで爪は剥がれ、血まみれで歯が半分ほど抜け落ちた悲惨な状況であり、彼女はAに対して介錯を懇願するがそれが聞き入れられることはなく放置された末に死亡してしまう。
その後、エリヤの遺体はセフィラ「マルクト」の創造のために利用され現在へと至っている。
セフィラコア抑制
WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING
クリフォト暴走レベル6達成&「エネルギー精製」
作業命令システムに異常を感知しました
WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING
記憶と共に感情を爆発させたマルクトをプレイヤーであるXは止めなければならない。
一定以上のクリフォト暴走レベルまで上げつつ通常通りエネルギー生成を達成すればクリアとなるが、暴走したことでコントロールチームの機能が麻痺した結果、洞察の指示を出すと愛着の指示を行ってしまうように、画面上の指示と実際の指示が違うものになっている。
誤った作業を指示することはアブノーマリティの脱走や特殊能力の発動を招くため、状況の制御を著しく困難なものとする。
更に作業はクリフォト暴走の度に繰り返しシャッフルされ、さらにクリフォト暴走レベル4にまで到達すると間違った作業を指示してもキャンセルが不可能となってしまう。
攻略ポイントは、「マルクト同様メモを取ること」。
逆に言えばクリフォト暴走発生まで作業内容は変化しないため、どの作業が入れ替わっているかを無害なアブノーマリティで確かめ、それをもとにいつも通りの管理を復元していくことになる。
マルクトがかつて行っていた、実験とその結果を書きとるという作業が有効となる。
彼女がやってきたことが誤っていなかったことを証明してあげよう。
「そうか... 私には才能が無かったんだ...」
抑制後に回想で「情熱だけでは焦りを生み、今の状況ではカバーできないミスを生み出す。だからこそ彼女には時間が必要だった。」とAは考えていたが、それと同時に「彼女を少しぐらい褒めていれば良かった」と後悔していることが語られる。
そして全てが終わった後、マルクトはXに対して自分の見出した一つの考えを語ってくれる。
それは自分の足で何処から来て、何処へ行くのかを理解して進む「真っ直ぐ立てる意思」とでも言うべきものだった。
管理人、私は完璧じゃなかったんですよ。
心だけ先走ってて、現実とはかけ離れていってました。
同時にここは悲しい空間です。
だから、できないって考えは全部否定しちゃいます。
でも見ましたよね?
ただ前に進まなきゃって、プレッシャーは結局、私を酷く蝕んでしまいました。
でも大事なのは自分の足で真っ直ぐ立てることです。
自分がどこから来て、どこへ向かうかを明確に理解することなんです。
そうすればおのずとついてくるんですよ。
私の中にある意志が。