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MK2手榴弾

まーくつーしゅりゅうだん

アメリカで開発された手榴弾である。フランス製F1手榴弾を参考に開発したマークI手榴弾を原型に改良を加えたもので、第二次世界大戦以降はアメリカ軍を中心に広く使用された。

概要編集

第二次世界大戦中のアメリカ軍が使用し手榴弾で、その形状から「パイナップル」と呼ばれている。

外側の溝は破片効果を高めるためと言われているが、実際は泥等で汚れた際に滑らないようにするための滑り止めの溝であり、破片効果を高めるのは期待程度となっている。

しかしながら外側に溝を刻んでも破片にはほとんど影響しないこと、溝に泥が詰まって余計に滑りやすくなることから、後継の製品には採用されていない。


1950年代より後継のM26(M61)に更新されているが、ベトナム戦争ごろまで使われていた。

自衛隊ではMK2破片手榴弾の名称で採用している。


使用されなくなって久しい旧式兵器だが、第二次世界大戦で活躍したこともあってスクリーンでの露出が多く、「手榴弾と言えばこの形」という人も。そのため現代作品にもしばしば登場する。

特に表面の溝は、レバー、安全ピンと合わせて手榴弾を表す記号となっており、明確なモデルを持たずに手榴弾を描写する場合、似たような溝を刻む作家が多い。


関連タグ編集

手榴弾

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