プロフィール
名前 | モノモン (Monomon) |
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性別 | 女性 |
種族 | クラゲ |
テーマ曲 | 「夢見の守護者」 |
声 | なし |
概要
「教師」の二つ名を持つ女性にして夢見の守護者の一人。
四つの目のある印象的な仮面とベールに似た紺色のマントでムシみたいな形を取り繕っているが、中の本体は薄いシアン色に淡く光るクラゲ。
マントから覗く本体とぶら下がる触手でワンピースを着た人みたいなシルエットをしている。
他の夢見の守護者と同じように、モノモンはハロウネストを永続させるために目覚めることのない昏睡状態という永遠の眠りに就き、その命は「器」を守る封印となっている。
眠り続ける肉体は強力な魔術に守られ、外から害を成すことが不可能である。
が、モノモン本人は自分から己の封印にとある「仕掛け」を加えた。
彼女の本体は、「教師の書庫」という場所に眠る。
それは研究所みたいな建物であり、紙の本ではなく酸に満ちたフラスコが延々と並んだ場所である。
一部のフラスコを調べると、モノモン本人の研究ノートみたいなものが中に記されてあるが、作品の背景の謎をよく把握していないと一体何を意味するかなんてまったく理解しようのない速記で書かれている。
書庫の見た目と研究ノートの内容から、モノモンの本業とは科学者で、研究で得た知識を王国全体に広げる志の元で「教師」と呼ばれるようになったのではないかとファンから推測されている。
なお彼女は詩人でもあったらしく、ゲームのオープニングに流れる詩もモノモンに綴られたものである。
万能博学者か。
ストーリーイベントで緑の道、そして安息の地にて半透明の精神体として現れる。
両方のイベントにてモノモンは封印は破られるべきだと言い張っているところで真逆の意見を持つ仲間のルリエンと揉め事を繰り広げている。
また、彼女の仮面はクィレルが被っている帽子にそっくりであり、二人にはなんらかの関係があるかもしれないのだと匂わせる。
関連タグ
HollowKnight 夢見の守護者 Lurien Herrah Quirrel
別名・表記ゆれ
モノモン 教師モノモン Monomon_the_Teacher
以下本編のネタバレあります
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ネタバレ
モノモンとクィレルとは協力者にあたる。
二人の具体的な関係こそ明かされることはないが、
フラスコの中の酸に融かした己の肉体を元通りにする鍵となる自分の仮面をクィレルに託したくらいだから、モノモンの彼に寄せた信頼の重さを察すことができる。
クィレルもまたモノモンのことを「マダム」と今も呼び慕っている。
彼女の名前を検索すると高い確率で二人のツーショット絵が出てくるほどに人気なコンビである。
夢見の守護者たちの中で、モノモンだけは封印の解放の必要性を仲間に謳え続ける。
いつ限界を迎えても不思議じゃないホロウナイトの件ももちろん、
彼女もまた、ハロウネストの永続について思うところがあるからだ。
モノモンにとって命まで捧げて守りたかったものとは、多様性により進化し続けるハロウネスト。しかし王国を永続させるために蒼白なる王が選んだ道は終わりのない、永遠の停滞だった。
夢見の釘で彼女の心に覗き見すると、彼女はこの永遠に変わることのない世界を破滅より恐ろしいと感じており、停滞を終わりにしてくれる変化のために封印は解放されるべきだと述べている。
またゲームファイルの中に発見された没台詞の中には、
この夢見の釘で読める断片的なフレーズの元になっている長めの独白が存在する。
その独白でモノモンは情熱を込めてストレートに思いを語りかける。
停滞への不満のみならず、教師と呼ばれる者として学べることも教えることも何も残らない状態に感じる遣る瀬無さ、ホロウナイトを哀れむ気持ち、そして更に光へかつて感じた恐怖心と光を閉じ込めた行為・そのために払った犠牲を後悔する台詞さえある。
もちろん未使用になった台詞なので、元になった設定も没られた可能性は存在する。
しかし完成作品で見えるモノモンの人柄、台詞などと照らし合わせるとさまざまな考察が生まれるので、考察派のプレイヤーにとっては魅惑な裏設定として扱われることはある。
ハロウネストのために変化を望んだモノモンは、己の封印の解放のために独断でクィレルを王国に呼び戻した。
主人公と一緒に書庫に足を運び一緒に書庫の番人ウームーを倒すと、クィレルが彼女の望みに応えて長らく持っていた彼女の仮面を戻し、主人公が持つ夢見の釘の光の刃に丸裸にする。
そしてクィレルに見守られながら、モノモンは息を引き取る。
他二人の夢見の守護者と同じような残酷な殺し方で彼女の命を奪えないといけないのだが、ルリエンやヘラーと違ってモノモンにとってこれは本望なのがせめてもの救いであった。