概要
ロシア帝国のロマノフ王朝最後の皇帝・ニコライ2世(ニコライ・アレクサンドロヴィチ・ロマノフ)と皇后・アレクサンドラ(アレクサンドラ・フョードロヴナ)の間に生まれた5人の子供達のうち、末子にして唯一の皇太子であるアレクセイを除く4姉妹(オリガ、タチアナ、マリア、アナスタシア)の総称。出生順に自分達の名前の頭文字から取って名付けられている。
自分達の結束の強さを表現するため、4姉妹が自分達を示す略称として日記などに記名していた愛称で、十月革命勃発後は、抑留地から自分達の親戚や友人へ手紙を出す時にも連名のサインとして使用していた。
オリガとタチアナ、マリアとアナスタシアでそれぞれ同じ寝室を共用しており、それぞれ「大きなペア」、「小さなペア」と呼ばれた。
一覧
- 長女(第一皇女):オリガ・ニコラエヴナ・ロマノヴァ(Ольга Николаевна Романова/Olga Nikolaevna Romanova)
1895年11月15日生まれ〜1918年7月17日没(享年22歳)。
- 次女(第二皇女):タチアナ・ニコラエヴナ・ロマノヴァ(Татьяна Николаевна Романова/Tatyana Nikolaievna Romanova)
1897年6月10日生まれ〜1918年7月17日没(享年21歳)。
- 三女(第三皇女):マリア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ(Мари́я Никола́евна Рома́нова/Maria Nikolaievna Romanova)
1899年6月26日生まれ〜1918年7月17日(享年19歳)。
- 四女(第四皇女):アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ(Анастаси́я Никола́евна Рома́нова/Anastasia Nikolaevna Romanova)
1901年6月18日〜1918年7月17日(享年17歳)。