余は ルールノー・カァドー。なんじズの宿敵なり!
概要
Rouxls KaardとはDeltaruneチャプター1の登場人物である。
日本語版での名前は『ルールノー・カァドー』。
作中では「判物公」の異名で呼ばれており、かなりの実力者である事が窺える。
外はねの長髪と垂れ目がチャームポイントの背が高い男性のダークナー。
全身濃い青色をしていて、軍服をまとっている。
古風な文語にカタカナ語を織り交ぜた非常に特徴的な言葉遣いをする。
カルタス城のキングに仕えている身であり、その美貌から兵士たちの人気を集めている様子。
物語終盤のカルタス城にて自慢のパズルを武器に、主人公たちの前へ立ちふさがる。
各Chapterでは
Chapter1
※この先、チャプター1の物語終盤に関するネタバレがあります。
うっ
そーーーん
その実態はパピルスを超えた極度のおバカ。
彼が作った自慢のパズルというものはどれも赤子でも解けるような非常に簡単な最早パズルとは呼べないような代物ばかりで、要するに出オチキャラである。
その後、カルタス城の5階にてプリティショップを開いており買い物ができる。敵に物を売っていいのか、と突っ込みたくなるが「大金が集まればなんじズに復讐ができる(意訳)」というそうなので良いのだろう。
そしてクリス達が玉座の間に向かう際、再三立ちはだかりパズルではなくバトルでの勝負を挑んでくるが、本人は戦わない。
彼がリモコン冠で操作するなんかヘンなのとの戦いになる。
そしてなんかヘンなのを退けるとあっさりとクリス側に寝返ってしまう。キングの人望の無さが窺える。
Chapter2
チャプター2ではクリス達に同行すべく、ランサーと共に持ち物に加わる(現実ではトランプのルールのカードに、捨てられない)。
しかし、サイバーワールド突入時に持ち物を見てみると、彼がアイテムからいなくなってしまっている。ランサーによれば、(サブ)パパッとポケットから飛び出していったとのことだが……。
※この先、チャプター2の物語終盤に関するネタバレがあります。
スージィと別行動を取り、酸液のプール(湖)をスワンボートで進むクリスとラルセイ。
すると、どこからか聞き覚えのある声が…。
呵呵呵呵呵… ムシケラズよ…
余の現れること 二度とナシと
思ったんだったら 残念でしたー
海賊風の衣装に身を包み、船に乗った彼は、あろうことかクイーン側に寝返っていた。
お前さぁ…。
クイーンの左ウデになるべく、クリス達の前に立ち塞がる。陣取りバトルではあるが、ここで何気に彼と初めての戦闘になる(攻撃しまくって勝つことも可能。めっちゃ抗議してくる)。
分析では【雇われミニボス。解雇されても現れる。「余 イッパツ芸もできる者ナリ!」】。
しかも、すぐに船のハリボテが外れ、彼が乗っている乗り物がチャプター1でクリスらが設計したボコリングマシンであることが判明する(ルールノー曰く、「なんかヘンなの」。ボディの形状で出自を指摘された際の返しやパーツで弾幕が異なる)。どうやらキングのゴミ捨て場に捨ててあったものを回収し、サイバーワールドのジャンク・ショップで修理してもらった模様。
しかしバトルの性質上ハメ技が存在し、僅か3ターンで勝つことができる。また前ステージでのアヒルボートで移動中にて陣取りと同じ『家』が複数ありそれを反応させると初回ターンのTPが最大30まで貯まるのでルールノーの攻撃でもTP貯めると最速2ターンで勝つことも可能である。
陣取りバトルを終わった後は勝敗関係なくルールノーは自身のリァル・パゥワァー(うえぽん性能の99%)を解放し、クリス達を倒そうとする。
が、
うっ
そーーーん
彼もランサーと同じようにサイバーワールドに適応できなかったようで、よりにもよってこのタイミングで頭以外が石化。そのまま島に放置されることとなった。
「なんじズ 余をここに 置いてくつもり!? その ふぉとぐらふも 余には 見して くれないの!?」
また陣取りゲームではなく物理的に倒した場合は「トゥルーパゥワァーにてのぞむばとるでは余がおーるうぇいず最強!」と襲い掛かろうとするが結局は石化してしまう。
その後、再びクリスの味方になった彼は石化したままクイーンとの最終決戦で助太刀に登場。ここで彼が携えてきたなんかヘンなのが大活躍する事となる。
こちらもチャプター1で設計したボコリングマシンの頭部によって見た目と技が変化する。
一方、本作における虐殺ルートの性質を持つAルートにおいては、クィーンの館のロビーでカフェ入口を塞ぐ形で石化しており、これを実例とする形で、ダークナーが自分の出身地ではない闇の世界には適応できないケースとしてラルセイから説明が入る。当然、カフェは一切利用出来なくなる。
余談
こんなおバカであるが、何故パズル制作担当になっていたのかというとキングが他のパズル制作担当を全員クビにして檻に入れてしまった為、消去法でルールノーが担当する事になってしまったのである。そしてルールノー自身も内部から手を回してキングを失脚させたりできんじゃね?と密かに思っていたらしい。キングの人望…
一応美形と言う扱いであり、チャプター1ではクローバーから「ルー様」と様づけされて呼ばれている位には外面は良い。
また、チャプター2ではクリス達と酸液湖で陣取りバトルを繰り広げた以外にも、クイーンの館にあるギフトショップ兼カフェのカラーカフェに押し入って自分が執事長になると騒いだ事で「迅速なご退場」(出禁)をくらったり、館内の花瓶を「ぶぅけ」を作るために盗み、その後遭遇したタスクマネージャーをクイーンと勘違いし花瓶を押し付けて自身を「えたーなる下僕」にするよう差し迫り、そのまま「こんがり感電刑」に処されたりしていたらしい(その後カラーカフェを始めとする業界では口にすら出しては行けないようになったとか)。
趣味はペン習字・法律順守・昆虫採集・オリ鑑賞・地下牢のお散歩。ちなみに彼の店には昆虫ではなくミミズが飼われている。彼が売ってくれている回復アイテム「ルールノールー」にもミミズが入っており、フィールド上で使うとラルセイが「スパゲティかな?」と宣う。
非常に独特な口調で喋るが、予想外の出来事や感情が昂ったりすると普通の口調で話し出す。
チャプター2で海賊コスチュームに身を包んで登場した折には、ラルセイから「海賊キャラか文語キャラどっちかにしてもらえますか?」と尤もなツッコミをされ「あ うん。」と素で返事した。
海外英語版だと15~17世紀頃の初期近代英語で「-est」「-eth」をやたらと語尾に用い、素になった際のセリフもちゃんと区別されている。ただ、「なんじズ」の元が「thou」「ムシケラズ」の元が「worms」と日本語のほうが独特な訳に。チャプター2では海賊コスプレの際の第一声が「呵呵呵呵呵…」なあたりさらに悪化してる模様。
同じ城に暮らしているランサーについては、答えにくい質問をされたり、何かがつぶれるアニメの効果音が入っているMP3を延々と聞かされることに不満を爆発させていたが、ルールノーもランサーのことを「…息災であるか?」と気にかけたり、「げに愛おしきおのこ」と言ったりしている他、ランサーの具合が悪いと言われると対処法をさらっと述べたり、ランサーからもサブパパ上と呼ばれて慕われている(?)ため、結構仲は良い様子。
別名・表記ゆれ
ルールノー・カァドー(日本語名)