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【注意】この記事はゲーム『Deltarune』のネタバレ要素を含んでいます。


フ…


フフフフフフ…




わが民にとっては われこそが英雄…




だが きさまらに とっては…




悪モノだ!!


概要編集

King(キング)は、ゲーム『Deltarune』に登場するキャラクター。日本語表記は「キング」。

ダークナーたちが暮らす「闇の世界」を治める王。

闇の世界の東に位置するカルタス城を拠点とし、闇の世界を形作る「闇の泉」を守護している。


King♠︎

主人公たちが冒険の果てに辿り着いたカルタス城の最上階で、キングは待ち受けている。

彼はランサーの父親にあたり、♠(スペード)型の影が落ちた顔や丸っこい体型など見た目の共通点が多い。

しかしその体躯は主人公たちの数倍はあろうかという巨大さであり、腹部に開いた禍々しい口から恐ろしい触手の鎖を取り出して勝負を挑んでくる。


バトルでは、スペード型の弾を画面左右から乱射する攻撃や、鎖が縦横無尽に飛び込んでくる攻撃、弾を撃ちながらプレイヤーの操作エリアを捕まえて振り回す攻撃などを行う。

チャプター1の最後に戦う敵だけあって、ゲームシステムに不慣れなプレイヤーを苦戦させるには十分すぎる強さを持つ。

3人パーティを組めるアドバンテージがある分、弾幕の熾烈さはUndertale中盤以降ぐらいの難易度を突きつけてくるし、こちらが動ける枠そのものを積極的に動かしてくる新ギミックを存分に使いこなす。

戦闘BGMはランサーのフレーズの一部とカルタス城のアレンジになっている。

♪Chaos King(カオスの王)

ちなみに「キング」は彼との戦闘時およびEDのクレジットにおいて表示される名称。

作中の殆どのキャラクター達からは「王様」「王」等と呼ばれており、固有名詞が存在するかは現時点では不明。

なお、Deltaruneのファンからは、これらの呼称のほかに「パパ上(ランサーからのみこう呼ばれている)」「スペードキング」「カオスキング」と呼ばれることも。

チャプター2では、旧知と思われるクイーンから「キンキン」と呼ばれている。これが本名なのかあだ名なのかは不明。


人物編集

その目的は、「騎士」なる存在が生み出した第二の「闇の泉」の力によって、ダークナーがすべてを支配する世界を作り出すこと。

残忍で狡猾な暴君であり、前作Undertaleには登場しなかったタイプの「純粋な悪役」といえるキャラクターである。

ダークナーたちの住む闇の王国は旧来♠(スペード)、♦(ダイヤ)、♣(クラブ)、♥(ハート)の四人の王で治めていたが、ある時からキングは他の王を幽閉して独裁体制を取るようになってしまった。

外の世界からやってきたライトナー(主人公たち)をどういうわけか異常なまでに憎んでおり、たとえ我が子であろうとも、ライトナーに与する者へ一切の容赦はない。


バトルが終わった後も、弱った姿を見せて油断を誘い、主人公たちに騙し討ちを仕掛ける卑怯で大人げない一面を見せ、いくら追い詰められようが自分はライトナーの説得に決して応じないとハッキリ断言する。

しかしながらここで、スージィーが初めてかっこいいシーンを見せるだけでなく主人公がここまでの道程でダークナーたちとどう接してきたかでキングの身に起こるその後の展開が少し変わる…が、どちらにしても結局彼自身とわかりあうことは叶わない。

ちなみに戦って倒した場合と耐え切った場合のセリフもあり

HPを0にして倒した場合、「わ…分かった…もうよい…」と言って自分達が力を持っていた事を理解し、耐え切った場合「分かった…もうここまでにしよう…」と言いスタミナ切れで跪き、こちら側が勝利する。


一方で、最初から悪に染まり切った人物であったとも言い切れない部分が垣間見える。キングはライトナーとダークナーが穏やかに共存した時代を知る人物であり、その頃を懐かしむ気持ちについて少し口にしている。

息子であるランサーが、ワルぶりつつも情けと勇気を持ち合わせた聞き分けの良い子に育っていることや、ライトナーに付こうとする彼を一度は諭そうとすること、言葉の節々に感じられる思慮深さからも、かつてのキングは優れた為政者であり父だったのであろうことが推察できる。


コマンド「ぶんせき」によれば、彼は「ライトナーたちに うち捨てられ 憎しみに心を 砕かれた王」であるらしい。

「われらを 影に捨て置き 存在意義を 奪って」いったライトナーを憎み、その悲しみから「騎士」に与えられた「世界の支配」という新たな目的(≒存在意義)を果たすべく復讐に身を焦がすようになってしまったのである。

第二の闇の泉を作り出し、キングをそそのかした「騎士」なる人物が何者なのかについてはチャプター1時点で明らかになっていないが、キングの捨てきれないライトナーへの執着心が騎士への同調の一因となっているのだろうことは、想像に難くない。

(本作にはもう一人、(騎士によってかどうかは定かではないものの)狂い果てたダークナーが存在する。)


その後編集

チャプター2ではなんかどう見てもアレの檻にしか見えない牢屋に入れられている。相変わらずライトナー達との会話は少ないが、ランサーのことを「ポヨンポヨンのおりこうさん」と呼んでいたり、王族専用のウォーターサーバー(どう見てもアレの給水機)で水を飲んでいるなど、なんだかんだで楽しそうである。

ちなみにランサーを投げ落とそうとした件についてもその時に言及しており、彼曰く「あのまま投げ落としたところで地面に跳ね返るだけ」との事。

そしてクイーンとも関わりがあったことも判明。クイーンからは「キンキン」なる名で呼ばれ、キングからも「クインパ」と呼び返している。

そのやり取りの様子からはどこか旧友のような雰囲気すらも感じられ、息子であるランサーの処遇についてもクイーンの自己裁量を特に咎めないなど、昔から仲が良さそうな様子が節々に見られる。

(クイーンが買い物に行く時にカシューナッツを頼む事からも…やっぱりキングってハムs)


チャプター2では多数のダークナーをLostなどして仲間に加えることができなかった場合、クリス一行に対して「お前らは彼らを置き去りにした われわれを見捨てたように」と言っており、これがチャプター1からライトナーを憎んでいる理由に直結する過去と繋がるものと思われる。

やはり「騎士」が現れる前にライトナー達との間で起きた事(おそらく彼から見て裏切りととれる何か)が、彼の心を歪めるに至ってしまった原因なのだろう。




関連タグ編集

Deltarune Lancer(Deltarune)


別名・表記ゆれ

King キング

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