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VII型

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なながた

VII型とは第二次世界大戦中にドイツ海軍が使用した潜水艦である。正式名称は「U-Boot Typ-VII(UボートVII型)」。

概要

第一次世界大戦後のドイツ海軍では、ベルサイユ条約によって潜水艦の建造を禁じられていた。しかしオランダに海軍技術会社「IvS」を創設して他国向けの潜水艦を設計することで技術の温存を図り、1935年3月のベルサイユ条約の破棄と再軍備の宣言以後は開き直って潜水艦の建造を開始した。

VII型は、6月にイギリスとの間で締結された英独海軍協定によって定められた保有量(英海軍の保有トン数の45%以下)の中で、大量建造をすることを目標にしたため排水量を500t(実際は600t~700t)とした。これは日本の呂号潜水艦と同等かやや小さく、魚雷発射管も5門(前4、後1門)と他国の主力潜水艦と比べると劣っているところもあったが、潜航深度や静粛性などは必要十分に考慮された。

そして最大の特徴はその建造数で、主力となったC型は700隻が竣工し(他にA型10隻、B型24隻、機雷潜D型6隻、補給潜F型4隻)、大戦全期にわたってドイツ海軍の主力潜水艦として大西洋や地中海で活躍した。

現在はU-995がキールにある海軍記念館で屋外展示されている。

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