概要
"StarCraft" シリーズの登場人物。シングルキャンペーンの主人公の一人。
本名はサラ・ケリガン(Sarah Kerrigan)だが、pixivでは「kerrigan」のタグが用いられることが多い
プロフィール
出演作品 | StarCraft、StarCraft2 |
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性別 | 女性 |
種族 | テラン(Terran)→ザーグ(Zerg) |
人物
元は地球系人型種族であるテランの女性だが、途中で昆虫型種族ザーグによって異形の姿へ転生させられた。
テラン時代の性格は多少キツい言動はあるものの、基本的に任務には忠実で他の幹部達からの信頼も厚かった。
転生後は元の性格が多少残っているものの、高圧的な言葉遣いになり騙し討ち、裏切りも厭わなくなるなど目的のためには手段を選ばなくなる。
経歴
StarCraft
元々は武装組織“サンズ・オブ・コーホル”の幹部だった。(階級は中尉)
組織ではリーダーのアークトゥラス・メンスクの右腕として持ち前の超能力を活かしていた。
アークトゥラスの仲介で知り合ったジム・レイナーと作戦を共にするうちにレイナーと恋愛関係となるが、惑星タルソニスでの作戦で1人取り残されたところから運命が動き出す。
アークトゥラスに見捨てられたところをザーグに捕らえられ、中心的存在の“オーバーマインド”によって遺伝子レベルでザーグと同化し刃の女王(Queen Of Blade)に転生した。
その後はオーバーマインドの手先として侵略に荷担し、敵対している種族プロトスの故郷である惑星アイアー占領に貢献する。
StarCraft BloodWar
プロトスの指導者タサダーの特攻によってオーバーマインドが打倒され支配から逃れたが、ザーグ掌握のために手段を選ばなくなる。
第一段階として、惑星シャクラスへ逃げ延びたゼラトゥールとアルタニスに接触し、自身に反逆するセレブレートを打倒させた。
第二段階としてレイナーやフェニックスといったアイアーに残った面々やアークトゥラス達ドミニオン残党を利用して、地球から来たUEDを打倒した。(UEDは一部のザーグを人工的に操っていた)
掌握後は銀河の支配を目論む脅威として君臨する。
StarCraft2における経歴は全体的に重大なネタバレを含むため後述する。
その他
初代リリース時と2以降でキャンペーン中のグラフィックがとてつもなく変化している。
公式で美人とされており、タイトルやムービーのグラフィックではちゃんと美人に描かれているのに、キャンペーン中のウィンドウだけ落差が物凄いことになっている。
知りたい人はリマスター版でF5キーを押下すると新旧グラフィックが切り替わるのでこちらで比較するか、初代版のプレイ動画を見るべし。
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存在について重大なネタバレ注意
StarCraft2
章ごとに解説する。
Wings of Liberty
実は刃の女王としての彼女の存在が銀河の運命を決める重大な分岐点であったことが判明する。
終盤でドミニオン軍と共同戦線を張り、ザーグの本拠地惑星チャーに乗り込んだレイナーが持ち込んだオーパーツ“アーティファクト”によって力を抜かれ、刃の女王であった記憶を失い元の人間に戻る。(例えるなら、ウルトラマンと分離後、同化していた期間の記憶がないハヤタのような状態)
ただし、髪の毛だけ名残としてザーグ化したままだった。
最終作戦にてレイナーがケリガンの声を聞いており、テラン時代の人格と刃の女王の人格が実は別である説がある。(レイナーは前者を“サラ”、後者を“ケリガン”と呼び分けている)
アークトゥラスの命令によりレイナーの旧友タイカスに暗殺されかかるも、レイナーに阻止され身柄を回収される。
サブストーリーにてゼラトゥールの調査でオーバーマインドの残渣から得た情報によると、最悪のシナリオは以下となる。
彼女が打倒されたことでザーグ全てが戦いの黒幕の手に堕ち、まずテランが全滅。
ゼラトゥールを筆頭にプロトスが善戦するも、力及ばず全滅。
残ったザーグもエイモンがテランを利用して作り出した“ハイブリッド”に吸収され、全ての生命体が滅ぶというもの。
Heart of the Swarm
レイナーによって身柄を保護された後、ドミニオンの皇太子ヴァレリアン・メンスクが管理する研究施設に囚われていた。(ザーグの名残の調査のため)
しかし、生存を知ったアークトゥラスによって始末の為に艦隊を送り込まれ、ヴァレリアンやマットと共にハイペリオンへ脱出するもレイナーが取り残される。
救出のためハイペリオンと別行動を取るも、レイナーがドミニオン軍に捕らえられ処刑されたというニュースを聞き、ザーグへの帰還を決意する。
帰還後はアークトゥラスへの復讐のため、戦力を集めていたところにゼラトゥールの接触を受ける。
ゼラトゥールによると、ザーグの大元となる古代種(プライマル・ザーグ)の力が必要であることを知らされ、惑星ゼラスへと導かれる。
ゼラスにいる古代種より原初のプラットフォームを教えられ、そこで新生“刃の女王”へと再転生を行う。
再転生後は以前にも増した超能力で古代種を従わせ、アークトゥラスに本格的な復讐を開始する。
そのさなかにレイナーが生きていたことを知らされ、監獄よりレイナーを解放したが再転生したことが仇となり拒絶されてしまう。
最終的に首都コーホルへ攻める際によりを戻し、念願のアークトゥラス打倒を果たす。
復讐を完遂した後はコーホルからザーグを引き上げさせ、何処かへ去っていった。
Legacy of the Void
ザーグやプロトスを創造した高位種族ゼル=ナーガに会うため、本拠地とされる“ウルナー”の遺跡を捜索していた。
そのさなか、同じくゼル=ナーガに会い来たアルタニスと遭遇、協力して捜索する。
遺跡で自身に課せられた使命を知った後はウルナーに残り、全ての戦いの黒幕“エイモン”復活阻止のための戦いを始めた。
アルタニスを筆頭とするプロトスによってエイモンの魂を送り返され、しばらく期間を空けてからレイナーとアルタニスを招集し最終決戦の協力を依頼。
レイナーの言葉によって、機を逃すべきでないと判断したアルタニスの承諾を受けて3種族連合軍としてウルナーの奥のヴォイドへ乗り込む。
タサダーの声に導かれエイモン配下のナルードを倒し、囚われていた最後のゼル=ナーガ“ウロス”を解放。(ウロスがタサダーの霊体や声で呼んでいたのは近しい人物の姿で信頼を得るため)
後継者として選ばれ、1度目の転生に対する贖罪もありゼル=ナーガ化を受け入れた。