もとはドクター・スース(Dr. Seuss)の『ぼくが動物園やったなら(If I Ran the Zoo)』(1950年)で、実在しない架空の動物の名前として言及されたのが始まりとされる。
極論を言えば語感ありきの無意味な造語であり、俗語として浸透した後もそのニュアンスは歳月とともに変化を続けている。
俗語としての "nerd" は「特定分野の専門知識が豊富である一方で、社交性に欠け内向的な人物」を指す。
日本語に訳すと「オタク」。同様の意味で用いられる語として "geek" がある。
"geek" は肯定的なニュアンスを含み自称することもあるのに対し、"nerd" は否定的なニュアンスが強く基本的に侮蔑の意味で用いられる…というのがかつての通説だったが、それぞれの意味が変化しつつある近年では必ずしも当てはまらないようである。
他にもコンピュータ系のオタクを "geek" 、サブカル系のオタクを "nerd" と呼び分けたり、身なりや立ち居振る舞いに "geek" と "nerd" の差異を求める意見もある。