the_End_of_YoRHa
いーえんでぃんぐ
マルチエンディングゲームの「NieR:Automata」。この作品ではバッドエンド含み全26個も存在する(各アルファベットに振り分けられている)。その中でも「真のエンディング」と呼ばれているのがこの通称「Eエンド」。
ポッド042から閲覧者へ。
警告:この項にはNieR_Automataの結末に関する内容が含まれている。
推奨:本作品クリア後の閲覧。
グッドエンドとされるA〜Dエンドをクリアした後(正確にはC、Dエンドを見た後)、スタッフロール中に
ポッド153「報告:ヨルハ機体全機のブラックボックス反応の停止を確認。」
「我々が担当していたヨルハ計画侵攻管理任務は終了。」
「ヨルハ計画の最終段階に移行。全データの削除を開始する。」(原文ママ)
といったポッドの会話が始まり、データの削除を開始しようとするとストリームにノイズが発生。
そこでポッドからの停止要請を了承するとエンドロールが停止。
2B、9S、A2のパーソナルデータが漏出していたことを報告するポッド042だが、データの削除を拒否し、データのサルベージを行うと発言した。
ポッド153 「データのサルベージには危険を伴う。」
「それでも、彼らの生存を望むか?」 ▶︎はい いいえ
NieR:Automata
the [E]nd of YoRHa
ハッキング時に似たシューティングゲームが唐突に始まる。各スタッフの名前(設定上は042と153以外の全てのポッド)が襲いかかり、それを全て破壊するとクリアになる(つまりデータのサルベージを模したスタッフロール)。ポッド153によると「防衛プログラムによる洗浄が開始された」とのこと。
しかしこのシューティング、今までのハッキングとは桁違いに難易度が上がっている。そのため、クリアには何度もゲームオーバーになることになる。
何度もゲームオーバーをしていると
「〇〇(プレイヤー名)カラ 救助ノ申シ出ヲ受信」
「助ケテモライマスカ?」
ここで「はい」を選択すると他プレイヤーが応援に駆けつけ、援護射撃を行なってくれる(実質弾幕7倍、残機が9になる)。この状態で被弾すると「〇〇のデータが失われました」というログが出る。
このログが意味することとは?
救援を受け、防衛プログラムを全滅させるとムービーに移行。今までのルート内で破損した部品やデータをポッドが輸送。その目的地にはブラックボックス反応が停止した2Bと9Sの姿が———
その後、ポッド042から「君は最後のゲームで何度も命を落としたが、他のプレイヤーも同じ間に合うかもしれない。この選択をすると君は世界中の誰かの役に立てるが、代償としてセーブデータの削除が必要。」と語りかけてくる。そう、これはトゥルーエンドに見せかけた全データ削除イベントだったのである。勿論、誰かを助けようとせずにデータを削除しない、という選択肢も可能だが、初見のプレイヤーは「まさか本当に削除されるとは...」と思った人は多いはず。
この先、アニメ「NieR:Automata Ver 1.1 」のネタバレを含みます!
「The [E]nd of YoRHa」は最終回、Ep24のサブタイトルにも使われた。
しかし、真のサブタイトルとして、「Alternative [E]den」(代わりのエデン≒楽園)としてEエンドが補完されている。これはアニメ(Ver1.1)になったことでゲームとは違うストーリーに移行、つまり生と死の螺旋(原作ストーリー)に囚われ続けている中で、もがき抗った結果別のエンディングを迎えることができた、と解釈できる。