概要
日本では街路樹や生垣などとしてごく普通に見られる庭木の一つ。春の鮮やかな新緑、秋の真っ赤な紅葉が特徴的で、春にツツジとは全く違うスズランのような形の花をつける。低木で場所をとらない上、暑さにも寒さにも強く、日本の気候や土壌に合っていて、鉢植えも地植えもでき、強い刈り込みにも耐えるので、育てやすい。
日当たりのよい場所を好む。ある程度の日陰にも耐えるが、花付きに響く上、葉付きがまばらになり紅葉も鮮やかでなくなるなど見栄えが悪くなる。
日本原産で、西日本(本州西部、四国、九州)の山地で見られるが自生地は希少。
同属の別種にサラサドウダンがある。こちらは東日本(本州東部、北海道)と四国の一部の山地に自生し、ドウダンツツジよりもさらに寒さに強いが、暑さにはそれほど強くない。