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ルスヴン

るすゔん

「ルスヴン」とは、望月淳氏による漫画作品「ヴァニタスの手記」に登場するキャラクターである
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概要編集

CV:森川智之

元老院の一人として女王陛下に仕えている吸血鬼。ルカの叔父であり後見人も務める。

かつて吸血鬼と人間の戦いを終結へと導いた和平の立役者として、彼を英雄と讃える者も多い。

見た目は赤髪長髪、右目に眼帯をしているのが特徴。

黒い炎をあやつる能力を持ち、その気になれば一瞬で周囲を焼き払える。


『吸血鬼』(1819年)編集

吸血鬼ルスヴン卿の元ネタは、1819年にイングランドで発行された小説『The Vampyre』。後代の作品に多大な影響を及ぼし、近代における吸血鬼譚の元祖とも呼ばれる。

ジョージ・ゴードン・バイロン男爵、シェリー夫妻、医師ジョン・ポリドリらがディオダティ荘で各々自作の怪談を披露し、バイロン男爵が語った内容を基にポリドリが小説としてまとめたもの。

なおメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』もこの会合から生まれた作品である。


本作に登場するルスヴン卿(Lord Ruthven)は『吸血鬼カーミラ』(1872年)、『吸血鬼ドラキュラ』(1897年)に先駆けて「貴族としての吸血鬼像」を確立し、『ドラキュラ紀元』にも重要な役どころで出演。


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