概要
しきみ彰氏による中華ファンタジー小説。イラストはIzumi氏。
KADOKAWA出版の富士見L文庫にて2019年05月15日に1巻が発売される。
その後、2019年11月29日にコミカライズ決定。作画は廣本シヲリ氏。2020年2月10日よりFLOS COMICにて連載開始となる。
2021年11月時点で小説は既刊5巻、漫画は既刊3巻が発売されている。
あらすじ
勅旨により急遽結婚と後宮仕えが決定した大手商家の娘・優蘭。お相手は年下の右丞相で美丈夫とくれば、嫁き遅れとしては申し訳なさしかない。
しかしいざ後宮に出仕すると、現れた美女が一言――「お見苦しい姿で申し訳ありません。あなたの夫です」
って!? 女装した夫と夫婦で後宮入り!?
皇帝の狙いとは――?
商家の娘と、(女装夫と)後宮の闇に挑む!
登場人物
主要人物
- 珀優蘭(はく ゆうらん)
大手玉商会の一人娘。28歳の嫁ぎ遅れ。
詔令により、皓月との結婚と後宮妃嬪の健康管理及び美容維持を命じられる。
皇帝の無茶振りに憤慨しながらも、四夫人発信の流行で利益を上げようと目論む、根っからの商売人。
- 珀皓月(はく こうげつ)
大貴族・珀家の次代当主。将来を約束された右丞相。皇帝の命により、蕭麗月の名で女官として後宮にも入っており、右丞相との二重生活をしている。
姉と妹に挟まれた長男で穏やかな性格だが、切れると冷徹で残虐な面が顔を出す。
四夫人
- 姚紫薔(よう ししょう)
貴妃。19歳にして貴妃に上り詰めた皇后の最有力候補。実家は中立寄りの革新派。
- 綜鈴春(そう りんしゅん)
淑妃。控えめな性格の金髪碧眼の美少女。実家は革新派のトップ。
- 郭静華(かく じょうか)
徳妃。たいへん気位が高い。実家は武官として建国前から皇族に仕えている。保守派トップ。
- 史明貴(し めいき)
賢妃。皇帝の留学時代の学友。皇帝にも物怖じしない強さと教養の高さを持つ。実家は中位の貴族で中立派。