…帰れ
近づくな…
狂気に、近づくな…
概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『ELDEN RING』DLC『SHADOW OF ELDTREE』に登場するボスキャラクター。「奈落の森」の奥にある「ミドラーの館」に潜んでいる。
ゲーム進行において攻略が必須な存在ではないものの、撃破すると追憶を得られるボスの一体である。挑むには隠し通路を越えて厄介なエネミーが徘徊するエリアを攻略する必要があり、そういった点ではDLCにおける隠しボスの一角とも言える。
その見た目は身体を巨大な棘で脳天から貫かれた老人。体格も殆ど骨と皮だけな上に、幾本もの逆棘が頬や脇腹を内側から突き破っており、もはや痛々しいというレベルではない姿。
こうなった原因はかつて「狂い火」を宿したことで、それを忌み嫌う角人から「黄金の逆棘がもたらす痛みの中で永遠に苦しみ続ける」という劫罰を与えられたが故とされる。
実際に「ミドラーの館」攻略中も、彼の居る対話室に近づくと苦痛に耐える彼の絶叫が聞こえてくる。
ちなみに対話室には所謂“ボス霧”や扉が無く、エリアの攻略途中でボス本人の姿を遠目に見ることができるという、追憶ボスとしてはかなり珍しい特徴を持つ。
戦闘![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
初期形態![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
…痴れ者どもが!
近づくと上記の台詞と共に襲ってくる。
主に飛びかかりからの「発狂伝染」のような掴み攻撃をしてきたり、「シャブリリの叫び」に似た咆哮で発狂ゲージを蓄積してくる。…が、攻撃を当てれば簡単に怯んでしまう貧弱さであり、体力も少ない。はっきり言って道中の敵と大差無い強さである。
BGMなどボスらしい演出が一切無く、体力ゲージの仕様もNPCや通常エネミーと変わらない為、この時点では“狂い火の王、ミドラー戦”は始まってすらいないと言える。
狂い火の王、ミドラー(第一形態)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
もう、いいだろう…
…許しておくれ、ナナヤ
自身に刺さっていた棘を頭ごと引っこ抜き、狂い火の光を宿した姿。それは『狂い火の王』エンディングにて主人公が見せた姿とも酷似している。
引き抜いた棘を『劫罰の大剣』として振るう他、頭部から放出される狂い火で攻撃してくる。
大剣は刺突に当たると棘が展開して追加ダメージを喰らうなど一撃が重く、頻繁に撒き散らしてくる狂い火は予備動作が殆ど無いので避けにくい。
ヒョロガリな見た目どおり強靭が低くダウンを狙える他、出血の状態異常も通るのが弱点。
第二形態![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
体力が7割を切ったあたりで攻撃パターンが変化。移行の際は宙にふわりと浮いた後、膨れ上がった頭部の狂い火を地面に着弾させ大爆発を起こす。
爆発は範囲がかなり広い上、着弾直後に狂い火を放ってくるパターンもあるため、予備動作を見た時点で十分に距離を取るのが無難。
この状態からは大剣にも狂い火が付与され、ほぼ全ての攻撃に発狂ゲージを蓄積する効果が加わる。
戦利品![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
撃破すると手に入る『狂い火の王の追憶』は大剣『劫罰の大剣』か祈祷『ミドラーの狂い火』と交換できる。
劫罰の大剣![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
刺突属性を持つ大剣。
ミドラーを串刺しにしていた逆棘そのものであり、角人が最高の劫罰に用いる代物。
通常時は逆棘は巻き取られているが、犠牲者を貫くと同時に逆棘を展開し、身体を内側からズタズタにする。
固定戦技『黄金の磔』は宙に浮き上がった後、対象を頭上から突き下ろす戦技。この刺突をNPCや対人戦で直撃させると瞬時に逆棘を開き、大きな追加ダメージを与える。
ミドラーの狂い火![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
発動すると自身の頭上に狂い火の王の似姿を召喚し、自身の周囲に狂い火を撒き散らす。歩きながらでも発動でき、ボタンを長押ししている間はFPが尽きるまで撒き散らし続ける。
見た目は派手だが、既存の『堪えきれぬ狂い火』と性能が大差無い上に自身の発狂ゲージがゴリゴリ溜まってしまうのが難点。
狂い火の王は、焼き溶かす
苦痛、絶望、呪い。あらゆる罪と苦しみを
だがミドラーもまた、王としては弱すぎた
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
- DLCにして漸く登場した『発狂の状態異常を扱うボス』でもある。
- ミドラーの妻であったナナヤだが、「ナナヤの灯」のフレーバーテキストから見るに、これを抱いていた遺体がナナヤ本人であった可能性が高い。既にミイラ化しているが、館の絵画に生前の姿が描かれている。