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瑞巧

みずたく

あさのあつこ原作『バッテリー』に登場する瑞垣俊二×原田巧のBLカップリング。
目次 [非表示]

「わぉっ、おれのこと覚えててくれた。感激やな」(Ⅳ,P180,L11)


「覚えてます・・・・・・一生、忘れません」(Ⅳ,P180,L13)


概要

あさのあつこ原作『バッテリー』に登場する瑞垣俊二×原田巧BLカップリング

カップリング要素を含む作品なので「腐向け」等の棲み分けタグの併用を推奨します(マイナス検索等しやすいように)。


瑞垣は強豪・横手二中学校3年の5番打者、ポジションはショートで、は新田東中学校1年、ポジションはピッチャーである。



横手二中側から練習試合を行う許可が出ず、新田東と横手二中それぞれ勝手に集まって行った試合で二人は初めて対面する。


お互いの呼び方は

瑞垣「姫さん」→「原田」

巧「瑞垣さん」


原作


※アニメからで原作未読の方はネタバレになるので注意※



Ⅳ:2「九月 日曜日のマウンド」


このなかで、瑞垣は門脇から巧のことを聞き、二人の初対面となる試合のはじまりが書かれている。


門脇から巧のことを聞いた瑞垣は「…門脇秀吾をそこまでめろめろにしたやつに、会ってみてえじゃねえか。…おれも、やってみたくて、ちょっとうずうずするな。うーん快感」(P35,L11-13)と巧に興味をもち、元良親王の歌でもって何があっても会いたい心境をあらわした。


試合当日、マウンドに立ち準備投球に入った巧を見て、瑞垣は初めて巧のことを「姫さん」と呼んだ。同時に「倉木麻衣浜崎あゆみ和泉式部小野小町か」(P37,L16-17)と謎の比較をしており、門脇に「わけのわかんねえ比較をすんな」(P38,L1)と言われている。

その後観察を続けた瑞垣は打席に立つ前の時点で、巧のことを「確かに美人やけど、性格はかなり悪そうやねえか」(Ⅳ,P41,L17)と評していて、「あの小生意気な細っこい姫さんに、マウンドにしゃがみ込んでもらおうやないか」(P42,L5-6)と巧を打ち崩す気満々であった。



Ⅳ:3「崩れる」


四番打者である門脇が三振した後、自分の打席でキャッチャーのにちょっかいを出して新田東のバッテリーを崩した瑞垣は、しっかり巧のボールを捕え、センターフライの結果をだした。

ベンチに帰ってきた瑞垣は、打てたことが信じられないというような門脇に対し「悪いけどな、おまえのきれいなお姫さん、おれ、食っちゃうよ」(P50,L17)と言った。


門脇には「おまえは、姫さんとのデートのことだけしか頭にないんやろ」(P52,L7-8)と指摘しているが、次の回で巧がマウンドにしゃがみ込んで泣くことになると予想して「おれ的には、そういうシーンも好みやけどな」(P53,L2-3)などと言っているところから、もうこの時点で瑞垣も門脇とは違う意味で巧に執着しているように見える。



Ⅳ:4「次の一球を」


自分が三振した後ぼかすか打たれてベンチに引きずりおろされた巧に対する怒りで頭に血がのぼった門脇を後ろに引っ張り、巧にウィンクして「ふふっ、また投げられるようなら、たいしたもんやで、姫さん」(P81,L8-9)と言った。



Ⅳ:7「ハンバーガーショップ・朝十時」


瑞垣が"姫さん"関連の問題発言を連発していくためこの話は見どころである。


前の試合が没収になり、もう一度同じメンバーであらためて試合をするため、瑞垣は海音寺と新田の商店街にあるハンバーガーショップに来ていた。


部内でのもめ事の話をしても、豪の話をしても姫さんの話にする瑞垣に、海音寺がなぜ原田にばかり話を持っていくのかと聞くと「他のやつには、キョーミねえもん」(P148,L13)と言い、ではなぜ原田には興味があるのかと聞くと「好みやもん。めちゃタイプ。マヨネーズかけて食っちゃいたい」(P148,L15)と言った。

ここではジョーダンだと言っているが、その後「言ったろ。おれ、姫さんが、めちゃタイプなんや。また、会いたいやないの」(P154,L5)と言ったときは、海音寺に「冗談なんじゃろ」(P154,L6)と言われると、半分本気であると言い、さらに「かわいいやないか。美人で、気が強くて、そのくせ永倉に頼りきりで、脆くて、危なっかしい。<逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし>ってな。ふふん、カンペキかわいい姫さんやで」(P154,L7-9)とつづけた。


ちなみにこれは中納言朝忠の歌で、意味は「いっそあなたに全く会えなくなってしまえばいいのに。そうすれば、つれないあなたのことも、我が身の不幸も、恨みがましく思わないですみますのに」である。


「おれは、素直なかわいい子が好きなの」(P66,L4)と言いながら、巧のことを半分本気で、好物であるマヨネーズをかけて食っちゃいたいほど好みと言っていることから、ここで言っている"好み"とは後輩をかわいがるような優しいものではなく、もっと違った意味であると考えられる。どういう意味なのかはあなたの解釈におまかせする。


これだけ姫さん姫さん言っているが、海音寺に豪と巧の家への道のりを教えられると「なんで、おれがわざわざ、永倉や原田に会いに行かんとあかんのや。アホくさ」と言っているところから、頭の中では巧のことを「姫さん」ではなく「原田」と言っているという想像ができる。


海音寺とわかれ、門脇からかかってきた電話をとって没収試合の話をしているときも、瑞垣は「そこが、姫さんのどーしようもなくアホなとこで、もしかしたら命取りになる弱点で、欠点で、かわいいとこやな」(P163,L6-7)などど姫さんのかわいさをまた語っている。

そして、急に巧に会いたくなった瑞垣は、顔を見てくると門脇に言って電話を切り、ついでに電源も切って巧のところへ突撃しに行く。



Ⅳ:8「冬の音」


瑞垣と巧の接触があり、二人の会話も多い大興奮の回である。


家まで会いに来た瑞垣は、巧の背後に回り、くすっと忍び笑いをして冷たい手で巧の目をふさいぎ、「だーれだ、ふふっ」(P180,L5)と言った。試合をしたとはいえ、ほとんど話したことがない相手に対してこのスキンシップはなかなかできない。さすがである。

ここで書かれた巧視点の「秘かに、タバコの匂いが鼻をつく」(P180,L4)という文に萌えた人も多いのではないだろうか。


巧が瑞垣の手首をつかんで引き離し、指に力を込めると、瑞垣は大げさに顔をゆがめ、「アイタタ、さすがの握力やなあ。見た目より、かなりの力持ち。けど、姫さんは、こーいう乱暴なことしちゃいけません」(P180,L8-9)と言った。

そして、それに対し巧は「瑞垣さん・・・・・・」(P180,L10)と言う。巧が瑞垣を呼んだことも最高であるし、この「・・・・・・」もまた萌えポイントである。

瑞垣は「わぉっ、おれのこと覚えててくれた。感激やな」(P180,L11)と手をぶらぶらと振って笑い、巧は「覚えてます・・・・・・一生、忘れません」と言った。

瑞垣が姫さん姫さんと一方的に執着しているように見えたが、実は巧の方も、自分の球を鮮やかに打ち返した男として瑞垣をしっかり覚えていたのである。巧は、打者ではなく豪にずっと集中していた自分を揺るがし、「マウンドで立ちすくまなければならなかった屈辱や恐怖とともに、この男だけは、一生、忘れない」(P181,L2-3)と心の中で語っている。

「射抜くような鋭い視線…笑っていても、どこか目の底あたりに、人を見透かそうとする眼差し…」(P180,L16-17)などから、巧がそのときの瑞垣をしっかり記憶していることがわかる。

巧の一生忘れない発言に対し、瑞垣は「わぉわぉ。秀吾、聞いたか。姫さん、おれのこと、一生忘れないってよ」(P181,L4)言うが、なぜ門脇に言ったのかはみなさんの想像にお任せする。さらに、笑顔をひっこめ、「おいおい、姫さん、あまーい言葉のわりに、えらい怖い顔してるで。睨むなって。ま、そのキツーイ目が、魅力的って、言えなくないこともなくもないかも」(P181,L6-7)と言った。

そこから二回目の「瑞垣さん」(P181,L8)ときて、巧は「その姫さんていうの、やめてもらえませんか。からかわれるのは、嫌なんです」(P181,L10)と、敬語でなんともかわいらしいことを言ったのである。


この後、吉貞(クリノスケ)と瑞垣(チョウチンアンコウ)による"漫才"が少しあり、それを見て瑞垣と口ではり合えるやつがいると思わなかったと門脇が笑うと、瑞垣は「あほくさ。ま、クリノスケなんかどーでもええわ。姫さんじゃなくて、原田って、名前なんだったっけ」(P182,L6-7)と巧に名前を聞く。

「巧です」(P182,L8)と答えると、「なんや、フツーっぽい名前やな。もうちょい、色っぽい名前かと思うた」(P182,L9-10)と言った。色っぽい名前ってなんだろうか。いったいどんな名前を想像していたのか聞きたい。


あれだけ打たれてもマウンドから投げられてる巧に、見た目と違ってタフだと言いつつ、巧の自信に対して、「自信なんてのはな、手に入れるのは難しくても、崩れるのは、あっという間や」(P183,L4-5)と言う。巧が「また崩れるかどうか、試してみますか、瑞垣さん」(P183,L8)と言うと、瑞垣は顎を上げ口の端を歪め「おやまあ、強気なご発言やな。さすが姫さんや」(P183,L10)と言った。

このお互いに挑発的な態度なのもたいへんおいしい。



Ⅳ:9「あのミットに」


その場にいたみんなで野球して遊んでいて、門脇が打った球を外野にいた巧が捕り、ホームに向かって投げると、ベースの前でワンバウンドして、門脇が滑り込んでくるよりわずかに早くミットにおさまった。すると門脇は「完全に抜けた当たりだったんや。まさか、止められるとは・・・・・・」(P196,L7)と驚き、

瑞垣も「まさか、止められるとも、あそこからダイレクトで返ってくるとも、思うてなかったな・・・・・・やっぱ、姫さんは姫さんだけのことは、あるぞ。ぞくっとさせてくれるやないか」(P196,L8-9)と驚きと興奮をみせた。そしてさらに、瑞垣は唇をなめ「食ったら、さぞかしうまいやろな」と言っている。


巧の球をただ打ちたい単純な門脇と違って、自分は「姫さんみたいなキャラが好きなんや。才能があって、プライド高くて、お美しくていらっしゃる。生意気で、自分勝手で、自信過剰で、他人のことなんかチラッとも考えない。傲慢で、冷静で、妥協しなくても生きていける。最高やね。最高に嫌なやつやないか」(P197,L10-13)と言い、今度こそは「原田」をマウンドにしゃがみ込ませて泣かせると宣言をする。


瑞垣の、巧をマウンドにしゃがみこませることと泣かせることに対する尋常じゃない執着もおいしく、真剣に話すときは「原田」になるところも実においしい。



Ⅴ:4「横手の春」


ここでも瑞垣の問題発言が複数あるため、「ハンバーガーショップ・朝十時」につづいて見どころである。


瑞垣と海音寺は横手の繁華街の真ん中にある『レッドチェック』というファミリーレストランにきていた。


海音寺が巧にバッティングピッチャーをしてもらい、気持ちよく打たせてもらったと話した。

瑞垣が「鳥肌が立ったか?」(P86,L10)と聞くと、海音寺はかすかに頷いた。

それを見て瑞垣はくすりと笑い「おれな、姫さんを初めてみたとき、鳥肌立ったで。『うっそー、マジかわいいやないの。女の子だったら、もろ好み』みたいな感じでな。そのあと、もっと鳥肌が立った。門脇の打席であの球や。こいつ、すげえ。女の子でなくても、もろ好みやと思うた。けど、一番ぞくぞくしたのは、おたくのバッテリーが二人してきれいに崩れてくれたときや。こっちの思う通りに自滅していく様子を見てるのってホントか・い・か・ん・・・・・・姫さんが立ち竦んでる姿なんて、最高やったやないか。後ろから抱きついてキスしてやろうかと思ったぐらい」(P86,L13-P87,L2)


このセリフだけでもうスリーアウト・チェンジである。本当に、瑞垣の姫さんに関する問題発言で打線組んでみたいくらいだ。


海音寺が、巧にバッティングピッチャーをしてもらって気持ちよかったと再度言うと、瑞垣は「ええなあ、おれも姫さんと気持ちいいことしてえなあ」(P91,L9)と言った。それに対し、「瑞垣が言うと、なんかビミョーに意味がずれ聞こえるな」(P91,L10)と海音寺が言うと、瑞垣は「ビミョーにずれたこと言ってるんや」(P91,L11)と言った。


巧にこだわるのは巧が嘘っぽくないからなのかと海音寺に聞かれた瑞垣は「おれが姫さんにこだわってんのは、単に好みやからや。かわいいもん。マヨネーズたっぷり掛けて、食っちゃいたい」(P95,L8-9)と答える。

海音寺にマヨネーズがものすごく嘘っぽいと言われると「本気、本気」(P95,L11)と言い、半分本気本気になった。ここで瑞垣は「パンにマヨネーズ掛けてこんがり焼いたやつと、美人の泣き顔ほど好きなものはないんや」(P95,L11-12)と言っている。

そしてまた、今度の試合で巧の泣き顔をたっぷり拝ませてもらうと言っており、美人の泣き顔が好きにしてもものすごい執着である。


海音寺に、瑞垣を見ていると巧でさえかわいいと思えてしまうと言われた瑞垣は「姫さんか……前から言うてるやないか。姫さんはかわいいって、自分のことしか考えてないし、他人に妥協しないし、思い上がった自信持ってるし、かわいい」(P110,L13-14)と言い。普通はそれをかわいいではなく嫌なやつというんじゃないか、と言われると「おれ的には、かわいいで」と言う。

さらに、巧のイヤーな性格がかわいいと言い、「もう、ほんとかわいい。絶対泣かしちゃう」(P111,L4-5)と言った。いったい何回姫さんのことをかわいいと言うんだ瑞垣氏よ。


海音寺に「ほんとに原田が欲しいのは、おまえだろうが。鳥肌立つような、うずうずするようなこと、したくてたまんないんだろうが」(P115,L8-9)と言われている。



Ⅴ:6「花曇の季節」


海音寺に招待を受けて新田東中に来たと思ったらさっそくバッテリーを引っかき回す瑞垣と、挑発的に煽る巧。それに対し瑞垣はかすかに笑って「おまえは、ほんまかわいいな。その面も生意気の極致の性格も、ほんまにかわいいわ」(P158,L6)と言った。

話すとすぐ殺伐とするところがまたこの二人の魅力である。


新田東の練習を見ながら瑞垣は、自分も門脇のことを笑えないと言い、「姫さんにばかり目が行って、新田東てチーム全部を見ること、忘れてたかもしれん」(P163,L11-12)と言っている。本当にそうだなとしか言えない。巧ばっかり見すぎである。


瑞垣は、巧の投球を見て「ほんま、厄介なやつや。かわいい顔して、てこずらせてくれるやないか」言った。



Ⅴ:7「一球の快感に」


瑞垣が打席に立っているときに、巧が豪と話してくすりと笑った。すると瑞垣はそれを見て巧がマウンドで笑うことに驚いた。「笑顔もかわいいやん。ますます、門脇がよれよれになるな」(P185,L8)と言うと、豪に門脇は巧の笑顔なんて見たくないだろうと言われ

口をすぼめて「おれだって、姫さんの笑顔なんか趣味やない。泣き顔の方が、ずっと好みや。だいたい、美人てのは、笑い顔より泣き顔の方が似合うもんなんやで」(P185,L11-12)と言った。


これらから笑顔もかわいいと思ったのは瑞垣自身なのではと思ってしまう人もいたのではないだろうか。泣き顔に執着していたけれど、ふと見せた笑顔が素直にかわいいと思ったのではないかと考えてしまう。


内側に食い込んできた巧のボールに瑞垣がのけぞり、バランスを崩してバッターボックスの外に倒れ込んだ。わざと危険球を投げ、その理由が遊んでもらいたいのかなと思ったから遊んであげたと言う巧にキレた瑞垣は、巧の右頬を平手で打ち、続けてまたビンタしようとしたため、豪と海音寺と門脇に止められる。

いつも冷やかに笑い、真剣にならない態度をとっていた瑞垣が、本気で怒る。巧にまだワンストライク残っているから本気なら相手をすると言われた瑞垣は、巧をまっすぐと見て「ここまで、虚仮にされたのは初めてや・・・・・・覚えておけよ・・・・・・おれは、一生忘れへんぞ・・・・・・」(P197,L6-7)と言い歩き去って行った。


お互いに「一生忘れない」というあまーい言葉を言い合ったカップルの誕生である。



Ⅴ:8「現の風景」


これをきっかけに、瑞垣は巧を「姫さん」と呼ぶのをやめ、「原田」と呼ぶようになる。そして、あれだけかわいいかわいいと言っていた巧のことを「極めつきの性悪」(P202,L7)と言っている。


巧は瑞垣のことを、自分の球をから振りしたあとふざけた真似をしたし、転ばされても怒りもせずぼけっとしていたから嫌いだと言っている。


こうして煽って挑発したりからかったりするのをやめた二人は次の試合で本当に本気で向かい合っていた。



Ⅵ:最終章


巧のことを「門脇が夢中になり、瑞垣を本気にさせたピッチャー」と書いている。



アニメ

瑞垣(CV.木村良平)、巧(CV.内山昂輝)ともにいい見た目になっている。

キャラ対比表によると瑞垣の方が巧より身長が高い設定になっている。



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BTR_AA(腐向け) 腐向け BL

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