生存フラグさん
せいぞんふらぐさん
「立ったぞ」
株式会社Plott製作のYouTubeアニメ「全力回避フラグちゃん!」の登場キャラクター。
本名は天使No.11。本当は良い(11)天使という意味から。誕生日は、12月1日。身長は155cm。巨乳。折り紙が得意。
モブ男が彼女のことを「生存フラグさん」と呼んでいる事から、pixivやSNS上では「生存フラグさん」タグが主流として用いられている。
ウェーブがかった銀髪でグラマラスな体型をした美女。
全身を包帯を纏わせた格好をしている。一見するとはいてないように見えるが、包帯の下には同色のパンツらしきものを穿いている(『村人Aが主人公を倒してしまうとどうなるのか...』で描写)。
初期の頃は微妙に衣装のデザインが異なっており、パンツも穿いてなかったのかお尻が見えていた。
2024年辺りからは、また明らかに穿いてないデザインとして描かれており、お尻の一部が見えるよう構図になることも。
上記の通り巨乳だが、自身はあまり気に入っていないようで、「こんなの脂肪のかたまり」と発言していた。これはフラグちゃん巨乳回で明かされた。2022年以降本作がお色気路線に舵を切り始めたこともあり、「わしの胸を再生数稼ぎに使うでない!」と、サ胸要員扱いに苦言を呈するシーンも。
一人称が「わし(ワシ)」で語尾に「~じゃ」と古風な喋り方をする。後述の特徴通り口調も含めてフラグちゃんとはあらゆる点で対になっている。
猫好きで、猫科のトラがモブ男によって狭い檻に入れられたときは、そのことがモブ男の死亡フラグになろうが檻から出していた。(モブ男の自業自得だが)
Plott界でもトップクラスと思われるほどドSで、助けた相手に高額な請求書を付けつけたり、倒れているモブ男を踏みつけている。またよく暴言を吐き、特に神様やモブ男にはひどい言葉を言っている。
ただこの暴力キャラぶりは段々と薄れて来ており、睨んで威圧する程度のものになった。
というのも、これらはテレ隠しのためにやってしまうだけで本心では優しい天使になりたいと思い悩んでいるため。
幽霊などが苦手で、幽霊によって気を失うこともあった。
モブ男への好感度は80である。また、酒を飲む回で、モブ男を気になっていることがわかり、本人曰く「うざったいが、彼といると悪い気がしない」らしい。しかし、なかなか素直になれなく、結局モブ男をいじめている。
真似や劇をする時は棒読みだったり、羽が弱点なところもある。
他にもニュースキャスターになった回で本来なら名前が入るはずの場所に「あつあつのてんぷら」というテロップが表示された際には「本日は私あつあつのてんぷらが~」と言ったり、下記の通りドSが原因で病院送りになったりなどネタキャラ扱いされている節がある。
初期の頃は小声で話しており、普段は無表情でいることが多かった。感情が昂ると声に強みが出るタイプ。
コミカライズ版では作画の関係で感情が顔にはっきり出るようになっている。このため原作と比べると表情が豊か。
戦闘力は高くビルを破壊したり、武装した強盗の集団を全滅させられるほどである。
また、背中に生えている羽は収容可能であるため、天界では、基本的につけてない。
この羽は物体と干渉するので、全身包帯という格好は羽を出せるようにするため。
- 3話
天界での修行する前の直近の成績は生存55回、死亡0回で、その成績だけを見ると天界でトップクラスの優秀な天使である。だが、生存55回のうち53回が自身のドSが原因で病院送りとなっているので天界に天使としての対応が悪すぎるとクレームが入っていた。その結果、神様によりモブ男のトレーニングシステムで人に優しくするトレーニングすることになった。
- 4話
- 5話
- 6話
人格面はストーリー編をモデルとしているがツンデレぶりがわかりやすくなっており、フラグちゃんを友人として思いやるなど心理描写が多く描かれている。また終盤ではモブ男に助けられて少なからず意識するなどサブヒロインとしての面も持つ。
イラストでは可愛らしい顔立ちとして描かれることが多く、微笑んだり恥ずかしがっている方の表情が多い。気まずさを誤魔化す時に折り紙を折る癖があり、休日には自室で体を鍛えている(これといった趣味もないぼっち)。オバケの類が大の苦手。
本当は優しい天使になりたいのに素直になれず、相手を痛めつけたり酷いことを言ったりしてしまうのに悩んでいる。そんな中、神様の計らいでフラグちゃんと競い合わされることに。そこでただのプログラムに過ぎないモブ男を思いやる『優しい死神』のフラグちゃんに興味を抱き、「どうすればキサマのように優しくなれる?」と質問する。その際に上記の悩みを話し、「助けた人間に感謝されるのが嫌い。人の命を守るのは当然なのに仕事をしただけで崇拝されるのにウンザリ(だから感謝されないように行動してしまう)」と語る。それを聞いたフラグちゃんには「人の命を助けるのが当然と考えること自体がとても優しいこと」と告げられる。
こういう経緯からフラグちゃんを友人として見るようになり、共に仮想世界での仕事で関わり合うこととなる。表向きはライバルとして見下すような発言をするが、実際は感謝しているのについそう言ってしまうだけ。気を使ってフラグちゃんを褒めるべく「死亡Tシャツが似合っている」と言おうとしたら「胸が全然ないから死亡の文字が歪まなくて似合っている」と言ってしまうなど褒めるセンスが絶望的にない(つまり気を遣おうとしても空回りしてしまう)。
中盤では恋愛フラグの策略によって恋の矢がモブ男と生存フラグに突き刺さったことで相思相愛のカップルになる(原作では未使用だった)。ここで生存フラグにヤンデレ属性が芽生え、モブ男を誰にも渡さないために脳みそを摘出してホルマリン漬けにしてしまった。この状態でもモブ男は生きており、ある意味「ヤンデレに愛されて永遠のものにされる」という生存フラグを立てている。
またモブ男が柴犬化したのに気づかず可愛がるなど動物好きな面も見せた。
モブ男のことは時折意外な男らしさを見せることから「死亡フラグが好意を抱くのもわかる」と少なからず意識しているが恋愛感情というほどではない。終盤では肝試しの際に怖がって逃げ出してしまい、転んで全身が泥だらけ、靴も無くしてしまうという散々な目に遭う。そこへモブ男が心配して駆け付け、負ぶってくれたことから不器用ながらも感謝を示す(モブ男にはいつも酷いことをしているので来てくれないと思っていたが見直している)。
最終話では、モブ男がバグによって自我があり、おぼろげながらもこれまでの記憶を持っていることが判明する。そこで神様は『バグを直してモブ男をただのクズにさせ記憶も消し去る』ことについて話し合いの場を作る。しかし死神No13は、モブ男に人格があるならフラグちゃんも感情移入して死亡フラグを回収しにくくなる、ということから反対だった。
フラグちゃんは「モブ男さんはもう一つの命だから消し去るのはどうかと思う」と反論するが、感情論だけではNo13を納得させることはできなかった。しかし生存フラグは「今のモブ男は人間と変わらない。だから限りなく人間に近い相手として練習ができる」とフラグちゃんを擁護。恋愛フラグもフラグちゃんの意見に賛成したことで3対1で可決となった。
ラノベ版のストーリーに通じる部分があるが展開自体は殆どオリジナル。原作と比べると羽を出しているシーンがかなり少ない。面倒事には関わりたくないというタイプであり、周囲に振り回されてげんなりとした表情を見せる。
フラグちゃんの指導を担当していた死神No.13から上手く挑発され、仮想世界にてフラグちゃんとフラグ回収対決をすることに(指導役を押し付けられた)。勝負には勝ったが優しくなれないことをフラグちゃんに打ち明け、友情を深め合った。
ヴェーラ・ルスタモワ:「Deep_Insanity」の登場人物で、髪型(色は違うけど)や顔の雰囲気や巨乳である点が似ている、と言うか容姿がよく似ている...カップやきそば現象
見習い時代は今とは異なり標準語で喋っていた。服装もローブを着用してメガネをかけているなど今と全く異なる。
今の彼女を知っている者からすれば信じられないかもしれないが、成績もお世辞にもいいとは言えないもので引っ込み思案な部分もある。
ある日病人の前に現れるも対応が遅れて病人を死なせてしまう。図書室で読んだ折り紙の本で知った「病人には千羽鶴を折るといい」という知識を話すも時既に遅く...。
そんな彼女の目の前に現れたのが天使No.7/ナナだった。
彼女は次第にナナと打ち解け合うになり、大きな影響を与えたかなり重要な存在と言える。
しかし、そんな関係に暗雲が立ち込め...。
以下、更なるネタバレ
「成績優秀で強運の天使...人望もあって人気者な貴様が憎かった」
「だから孤立させてやろうと思ったんじゃ」
「疑いもせずわしのことを信用する貴様の様は滑稽じゃったぞ!」
「ははっ!何が友達じゃ...!思い返すだけで笑える...」
「あんな陳腐なストラップもらった日に捨ててやったわ...!」
彼女はナナに上記の台詞を吐き、ペアを解散した。
しかしそれは建前で本当は「未熟な自分と一緒にいるとナナの回りに悪い噂が立って困らせるのでは」というのが本心であり、合えて絶交しようとしたのだ。
その後自身の仕事もうまく行かず、途方にくれていたところにナナが現れる。
しかしそれでも彼女は考えを変えず、本当にペアは解散。
それからのフラグ回収は成績のみに固執するようになり、天界でも問題になるほど乱雑な方法を取ることが多くなった。
一方天使達の間ではナナの噂で持ちきりになっており、影で「よかったな...」と呟くが、ナナは天使No.11の存在に気付く。
ナナは話しかけようとするが、天使No.11が返答することはなかった。
「これでいいんじゃ...」
「今のわしではまだ貴様の隣には相応しくない...」
その後、「友達などという生温い存在は必要ない」という考えから仮想世界で修行することになる。
※ノベライズ版では
ガチの陰キャだった天使No.11は、周囲から落ちこぼれとせせら笑われていた。フラグ回収もうだうだと口上を考えていたため失敗が続き、生存フラグが立った相手を何人も死なせていた。
一方、成績上位が周囲から慕われているナナは、まぶしいくらいキラキラと輝いていた。彼女を見ると嫉妬してしまう自分に気づき嫌な気分になっていた。
そんな折、神様からナナをサポートにと紹介を受ける。
まずは外見と性格を変えることを提案され、衣装と言葉遣いを今の物に変更する(包帯はアクセサリーのつもりで提案されたが天使No.11は全身に包帯を巻いて衣装にしてしまった。言葉遣いもナナと会う前から「~じゃ」と独白する場面があり地のようである)。
続けてドS錠なる天界アイテムを飲まされ、同じくドM錠を飲んだ神様(豚A)に折檻を加えることに。神様をけなしまくった後、実は飲んだ薬はドS錠ではなかったと告げられる。プラシーボ効果によって天使No.11は素の自分を引き出していたのだ(この時の神様の豚っぷりが印象に残ったのか、後に態度に繋がる)。
改造は功を奏し次第に成績を上げていく天使No.11。しかしナナの取り巻き二人はそれを快く思わなかった。ナナのフラグ回収の時間が減って成績が下がっていたからだった。
ある日、天使No.11は取り巻きと口論になる。そこへ現れたナナに取り巻きはウソを吹き込んで天使No.11の評価を落とそうとする。
突然何もかもが嫌になった天使No.11は、ウソの内容を肯定してナナを罵倒してしまう。こうして天使No.11はナナを避けるようになり一方的に絶縁したのだった。
だがしかし、この話を聞いた恋愛フラグによって真実が暴かれる。
天使No.11が急にナナに怒ったのは、取り巻きたちが大罪シスターズから憤怒の指輪と嫉妬の指輪を盗み出して使ったからだった。事前に取り巻きの友人に指輪を渡し、天使No.11とナナが出会ったタイミングで使わせたのだ。
これを知った生存フラグは激怒するが「天界アイテムでも0を100には出来ない」とナナに伝え、彼女に対する怒りや嫉妬は前々からあったものだったと謝罪した。
これらの事実を知らなかったナナは、生存フラグの記憶を自分たちが出会う前に戻してしまい、そのまま人間界へと駆け落ちを目論んでいた(邪魔になるフラグちゃんたちは敵だと吹き込んで引き離そうとしていた。皮肉にもこのやり方は取り巻きたちと同じである)。
この駆け落ち計画は、生存フラグと肉体を交換したモブ男によって阻止され、フラグちゃんによって生存フラグがナナと向き合うとしていたことが伝えられ、そして恋愛フラグによって真実が暴かれた(取り巻きたちは大罪シスターズにシメられた)。
改心したナナと和解する生存フラグだが、既に彼女は堕天使化が始まっていてもう止めることが出来なかった。だがモブ男が名乗りを上げ、自分がナナを元に戻してみせると言い放つのだった。